ace さんの感想・評価
3.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
わけのわからない話も多数だが、まぁ、良かった
ほとんどが主人公の風君がアホなことをするだけの話だが
ときたまマジメな感動回もある
第一期天才バカボンや怪物くんみたいな感じですかな
男の娘が登場する史上最初のアニメでもある
最初はこの風君を「強いのび太」だと思ったんです
同じ小5だし
のび太同様、頭は悪いが気は優しく困っているものを決して見捨てない
のび太とは違い柔道一筋で喧嘩が強いので
「喧嘩が強い版のび太」だと思ったのです、というか初期はそうだったが
回を重ねるごとになんか、変なやつになっていった
冗談が通じず女をビンタする(複数回)、わけのわからない嘘をつく、など
徐々に「のび太ばなれ」していった
特にブちぎれるととても凶暴になり
ナイフを投げつける(皿で防御しなければ死んでいた)、
石を蹴り飛ばし当てようとする(しかも女の子に)、など
凶暴性も目に付く
例えば
風「こっちのほうが近い」
きく「いいえ、こっちのほうが近道よ」
風「こっちダスー!!!こっちが近いダスー!!!」
で顔を真っ赤にしてブちぎれる
(ちなみにきくのほうが正しかった)
普通に歩いているだけで服が脱げよく全裸になる
少年チャンピオン連載の某ギャグマンガも同じ性質のキャラがいるが
おそらく風君のぱくり
服の脱げ方、タイミング、その後の騒動などがほとんど同じだし
ま、基本的には正義感の強い熱血漢だが
上に書いた通り冗談があまり通じず、女をビンタして吹っ飛ばすことがある
初期は柔道に打ち込んで、柔道練習回、柔道大会編などがあったが
それは最初だけで20話くらいからほぼ柔道回はなくなった
たまにある柔道大会回で軽く優勝しているのでちゃんと練習はしているよう
お色気もちょくちょくある
ヒロインは2人、毎回登場する居候している家にいる同級生きくちゃんと
出番がほとんどない幼馴染の花ちゃん
花ちゃんはたまにしか出番がないのでまぁしゃあないが、
きくちゃんはちょくちょくパンチラする
その他mobもよくパンチラする
すべての主要女キャラにパンチラがある
普段ズボンをはいている花ちゃんにも1回だけパンチラがある
意味不明な回がたまにある
小学1年生の新入生に特に理由もなく集団リンチされる風君回や
にゃんこ先生(風君の飼い猫)がバカガキに虐待されるだけの回、
風君の変な妄想だけの回など
オチも起承転結すらないわけわからん回がたまにあって
一体だれがこんなくそシナリオを考えてんだこれ、と思うことがある
また、男の娘回で風君はその男の娘をめちゃくちゃ嫌悪する
いまだと方々から批判の嵐を受け放送できないだろうwwww
西はじめがガチ
スネ夫ポジ・・・と言っていいのかな
金持ちで嫉妬焼きで性格が悪い
のび太(風君)にいいことが起きるとブちぎれて必ず邪魔する
そんな役なわけだが、こいつはやばすぎる
常に風君を尾行、監視、ストーカーしており、勝手に家の中まで入ってくる
そんで様々な邪魔をする
その行為そのものはまぁいいんですよ、よくあるスネ夫ポジのやることで
問題は行為の加減が強烈すぎるというところ
西はじめの言葉はほぼすべてが嘘
風君がもらうはずの金をちょろまかすのは当たり前で、
風君を困らせたいって理由でスズメを殺す、
にゃんこ先生(風君の飼い猫)を何度もガチ殺そうとする
風君の欲しいものはどんなに高額でも先回りで買う、
きくちゃんをレXプしようとする、など、とんでもない
だが不思議とこいつは嫌いになれない
なぜかというと、「必ず負けて相応の痛い目にあう」からだ
スネ夫なんかはのび太に意地悪を仕掛け、返り討ちや報復にあっても
のび太は優しいのでそれほどの罰を受けるってことはあまりない
だからもやもやする感じがありますが、
西はじめの場合は相手が学生柔道チャンプの風君ですので
よく報復で投げ飛ばされたり、寺の階段から突き落とされたり
後頭部に下駄で飛び蹴りされたり
でっかい石を頭に直撃されたり
単純にボコボコにされたり
「やった以上にやり返される」感があって謎の安心感がある
学生柔道チャンピオンの風君に毎度喧嘩売る度胸もすごい
きくちゃんレXプ未遂のとき、そのことを風君にチクろうとするきくちゃんに土下座で言わないよう懇願していたところなどを見ると
一応風君のことは恐れているようだ
風君の家出騒動のときは本気で悲しがってたりもした
謎だ・・・こいつは
風君の邪魔をすることに命をかけている
「普通のキャラ」と「そうでないキャラ」の温度差が大きい
学校の先生やきくちゃんはマジメキャラなので
どんなに風君や西はじめがふざけてもケロッとしてまじめに対応する
「なにやってんだこいつ」というか「またかよ・・・・」という冷めた感じ
また、どうも風君はキチXX扱いされているようで
後半こそ少なくなっていったが、
中盤あたりまでクラスメイトやその他mobから
よくキチXXと認定、言及されていた
ちなみにその部分はぴー音すらなく、単純に音声そのものが消されていた
そこらへんの温度差もおもしろい
最初はにゃんこ先生の猫語を理解できるのは風君ただ1人だったが
なぜか後半はきくちゃんやトン丸木さんがにゃんこ先生の猫語を理解する
学んだようだ
ま、そんなこんなのわけのわからんキャラたちや
そこそこ楽しめるギャグ回とたまにあるシリアス感動回、
熱血主人公風君と相棒にゃんこ先生のおかしな日常を描いた大作です
最終盤は柔道の話に戻り
初期に教えてもらった空中3回転を6回転に昇華させたのは
なかなかくるものがあった
なんか・・・結局は柔道にはじまり柔道に終わる感じがして良かったよ
ざっくり言って「第一期天才バカボンの焼き直し」と俺は考えていいと思う
バカボンのパパに比べると風君クラスでも一般人に見える
バカボンのパパのやばさがよくわかる
うむ、とてもよかった!!!
こういうぶっとんだバカアニメは今後も必要だ