ブラッキー さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ジョゼちゃんかわいい
ハッピーエンドのようでハッピーエンドでない原作や悲しい終わり方をした実写と異なり、王道ではあるもののハッピーエンドで終わった今作。原作や実写のものを期待してると肩透かしを食らうが、アニメ映画単体で見ると面白い。
ジョゼは障碍者に対する世間の冷たさなどもあって外に出ることはほとんどなかったが、あることをきっかけに主人公に協力してもらいながらも外に出るようになった。外に出る中でジョゼは外というものを徐々に知っていくが、その時の無邪気な表情の数々がかわいくてそれだけで尾奈かがいっぱいになる。ストーリーはもちろんいいがなにより彼女の表情の一つ一つや彼女の心情の変化が愛おしい。外に出る中で彼女は絵描きを目指そうと考えるものの、自分を養っていた祖母が亡くなったことにより自立を余儀なくされ、堅実に働くよう周囲から言われる。画材道具を捨て、絵描きをあきらめようと考えていたが、交通事故により足が悪くなり、それにより将来の夢をあきらめようとしていた主人公を励ますために絵本を描き、それを主人公をはじめとした多くの人の前で読み聞かせを行ったことをきっかけに働きながら絵本作家を目指すことを決意した。絵本の内容は物語とマッチしてて思わずうるっときましたね。その後、主人公に頼ってはいけないと主人公と縁を切ることを決意した彼女だが、主人公は彼女を探し当てる。再開した二人は大変なことは多いけどそれでも好きだと告白。遠距離で付き合うことを決意し終わり。
話は結構王道であり、二作とは異なるテイストでしたが、普通に面白かったですね。また見に行けるなら行きたいなとは思ってます。
最後になりますがこの映画韓国でも実写化されてるみたいですね。日本ですでに実写化が公開されてることを考えるとかなり驚きましたがそちらは大丈夫なのか気になりますね。