Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「それだけがネック」だけに…
この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
ショートなので録り貯めて一気見しました。
とある郊外のコンビニの日常。
どこにでもありそうで、どこにでもいそうなコンビニバイト達、ただ、一人のバイトが怪しい。
全くしゃべらず、何かを黙々と作り続ける、決して顔が映らない一人のバイト。
彼は何者なのか?何のためにこのコンビニで働くのか?
手作り惣菜を売りにしている、個人経営のローカルコンビニ「ホットホットマート」。
今風の怠惰なバイト達が働く、このコンビニを舞台に謎の主人公とともに物語は進む。
店長やバイト達はお客をはじめ、お互い相手の顔をまともに見ず、空虚な会話で、仕事を行っている。
誰もそのことに特に気をとめることもなく。
店長やバイト達も、それぞれ何かを抱えているようで……?
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
正直序盤は何がやりたいのかがサッパリ分かりませんでした。
主人公はやたらと顔を隠したがるし、働いているコンビニの雰囲気も決して良いとは言えませんでしたし…
ですが、序盤は物語らしい展開すらありませんでしたが、中盤から大きく物語が動くんです。
そして物語の進展を経て、見えてきたのはちょっぴり悲しい展開でした。
少なくても「想いを伝えられないもどかしさ」は伝わってきました。
もしかすると、全くの勘違いかもしれないんですけど、主人公にとって、そんなことは些細なことだったのかもしれません。
主題歌は、打首獄門同好会さんの「それだけがネック」
凄い名前のバンドがあったんですね。
1クール全12話の物語でした。
前半と中盤以降で大きく評価の変わる作品だったと思います。