「プレイタの傷(TVアニメ動画)」

総合得点
59.2
感想・評価
55
棚に入れた
180
ランキング
6366
★★★☆☆ 2.9 (55)
物語
2.6
作画
3.1
声優
3.0
音楽
2.9
キャラ
2.8

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

キャラは良いんだけど…

キービジュアルまんま、中二腐女子向け。
スラム同然の自治特区ギャング2勢力と公安の三つ巴バトルかな。
こういう勢力対抗異能バトルは日本の伝統芸。究極のマンネリズムですかね。
様式美の安定感は意外と嫌いじゃない。でもwikiにも情報なさ過ぎ。能力すらわからん。

暁特区…過去は経済特区で現状はスラム同然。物語の舞台。
ディヴァイン・タトゥー…持つものはスゴイ能力が使えるらしい。
スカード…タトゥー所持の能力者の総称。

特区の住人
甲斐(かい)ヤマト/ケルベロス(1話で継承)/主人公。
甲斐(かい)ミナト/無し/ヤマトの弟。多分一般人。

ヘリオス/自称?特区自警団
嵐柴(あらしば)エイジ/ケルベロス/ヤマトの憧れ「暁の英雄」1話で死亡。
嵐柴(あらしば)カズマ/ケットシー/エイジの弟。
茶木縞(さきしま)カガミ/ウロボロス/エイジの親友。

アルテミス/特区内企業の私設自警団?
由岐(ゆき)アズサ/不明/リーダー格
鷲峰(わしみね)ラン/フレスヴェルグ/専務
烏末(からすえ)ジン/モリガン/専務

公安特務/スカード対抗部隊。当然スカードにて編成。
龍眞(たつま)コウガ/ファフニール
虎尊(とらたか)イツキ/キュウキ

ダスク/特区外の勢力/第1話の抗争でエイジを殺害。


第1話この街には英雄がいた
{netabare}ドラマCDとコミックとのメディアミックスらしい。腐向けとはいえもう少し予算どうにかならんかったのか。というか腐向けだからこそ作画命なのでは?声優に全力で力尽きたのか。

背景が割とキレイなCGだが当然セルルックではない。冒頭はゲームのムービーを観てるよう。キャラの塗りが平坦なので背景から浮きまくり。それはまだいいが背景グリグリ動かすもんだからキャラがズレまくる。銃やジッポーなどの小道具もCGなので違和感は加速する。そしてやたらギザギザしたネックレスは力いっぱい揺らす。

内容はこの手の王道。ヤンキーマンガが全員イケメンになったようなやつ。様式美が大事なのでキャラには安定感はある。余裕カマした小柄ロンゲは外せない。こういうキャラ好き。釘宮女性キャラはナイスなビジュアルだが颯爽と登場するシーンなのに足元がズレまくってるせいで全く格好がつかない。

イケボ声優達が頑張ってキメキメなスカしたクサイ台詞を吐くのだがなんかイマイチ決まらない。fateばりのドヤ感が欲しい。モリアーティにすら負けてる。今回はまだキャラ紹介なので各勢力の直接対決時にはしっかりとキメて欲しいところ。津田健次郎キャラが出てくるまでは観ようかな。しかしなぜかオッサンキャラでオルタンシアサーガと被ってる。

タイトルはコミック版同様「PROJECT SCARED」の方が中二感が出て素直にカッコいいと思うんだけど、腐の方には「傷」って漢字使う方がイタイ感が出て良いんですかね。 

ラストシーンはロマンの塊。多分プロの方はツッコミの嵐だと思われ。でもやりたいことに真っ直ぐなのはいいと思う。こういうの好きなんだよってのが凄く良くわかる。64{/netabare}


第2話ケルベロス
{netabare}激しい死闘の後、公安施設のベッドで目を覚ましたヤマト。コウガは公安の軍門に下るようヤマトを脅し、人質同然のミナトにも様々な脅しを吹き込んで公安入りを説得させようと目論む。「兄さんはどうしたいの?」自分が殺したも同然のエイジの最後の言葉は「俺の代わりに街を守れ」。答えを出せずにいるヤマトに対しミナトは告げる。「思うように生きて。決めたことを貫いて。」


受け継がれた伝統を遵守した華麗なる様式美に逆らわない真っ直ぐな展開、要するにすこぶるありがちな話。ヤマトは華麗にトンズラこいたわけですがこの特区においては二人とも不法居住者の扱いなんですね。野良スカードは要するに犯罪者みたいなものなのでそれを意図的に逃がしたミナトきゅんはもうこの時点でとてつもない重犯罪者なわけですよ。ヒャッハーな世界観なのでそれはもう物凄い拷問が待っていると思うのですが大丈夫なんですかね。コウガはとぼけた言い回しはするけれどもかなりの力押しオレ様キャラな筈なので容赦しないでしょうし、してはキャラがブレてしまう。コウガ凄くいいキャラです。やはり中二作品はこうでなければ。重要人物を軽々逃がすなんて有りえない警備体制どうなってんのとかは野暮の極みというものですよ。そこはわかって楽しむ水戸黄門と同じなのです。逃がしたところでどうとでもなるというコウガの自信と余裕の表現だと思いねえ。

作品のファンの方はみんなミナトきゅん好きなはず。カガミもやっぱり良き。みんないいキャラ。全員モリアーティのウイリアム様みたいな感じって言えばいいですかね。まあ違うんですけどね。やりたいことハッキリしてるからキャラがブレてないんですよ。そこが凄くいい。キャッキャウフフ同様に長年受け継がれ愛されてきた伝統の重みを感じます。ただ…作画が…。OPもキマッってないよお…。キャラソンなのは仕方ないが人数多すぎでバラバラ感しかない。ジャニーズかと思った。EDはジャズインストでキメッ!でも意外と良い曲だったり。イケメン度で言えばウイリアム様どころかホリミヤの宮村にすら負けてると思うのは罪でしょうか。嗜好の範疇ですかね。{/netabare}

第3話アルテミスの双翼
スカード達のキャラ造形は結構好きなんですよね。でも魅せ方がなんかイマイチ乗らないというか。各勢力2~3人しかいないくせにいつも一緒に行動してるのも設定にそぐわないというか。ヘリオスってエイジばかり傑出してるのはいいとしても勢力として成り立ってないくせにスカードの数は一番多いとかなんだかなあって感じ。カガミとカズマが一般人の方が設定としては自然なんだけどそれだとコンセプトの根幹がアレだし。アルテミスの2人も双翼っていうならいつも一緒なのもなんかなあって感じ。特務もだけど組織なんだからさあ。それでいてわざわざ2体2の場面を作ってるのにチームプレイでもない。それなら自然にタイマンになる構成にすればかなり違ったと思うんだけど。そもそもタトゥーの能力自体に面白みを感じない。バトルが主題ではないとしてもこの設定ならもう少しなんとかならんかなあと思ってしまう。バトルとしても勢力抗争としても微妙すぎる。早い段階で沢山露出させときたいのはわかるんだけどね。能力の設定が面白いとかバトルがカッコいいとか突出した部分があればまだ観れるけどキャラだけ見てねではツライので撤退します。良いとこは制服バトルってだけ。そもそもキャラデザが好みじゃない。いやわかるんですよ。キャラアニメなのでキャラの掛け合いが全てっていうのはね。でも設定もう少し練ってほしかったな。

投稿 : 2021/01/24
閲覧 : 485

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