大重 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
面白いですね。自分の主義主張との一致はともかく共感は持てます
まずは、面白いです。非常に興味深いです。試聴継続。
そう言っておかないと否定しかしないような感想になりそうなので…。
自分は主人公のようなオタクでありつつ、ゲームの腕も無いような存在なので、共感しつつも、同族嫌悪的な文句しか湧いてこないような。
感想難しいですね。めっちゃオタクの自分語りになりそう。いつものことか。
まずは文句から。
スマブラの全国ランク1位レベルの実力者が、そのことによる自己肯定感を持てないものでしょうか?
スマブラ全国1位で検索すると出てきますが、登場しているプレイヤーはすごく誇らしそうにしているし、私もすごいと思います。
どう考えても彼女が居ることより全国1位の方がずっとすごいし、そのレベルで何かに成し遂げるのは他の様々なことを犠牲にするのは当然。
寝ても覚めてもスマブラのことを考えて一日16時間程度は鍛錬を積んで、そうしてようやく達成できるような偉業でしょう。そうして成し遂げたことには、深い充足感を覚えるものではないでしょうか?
多くの人はどれだけ必死に人生をつぎ込んでも達成できない全国1位を獲得していながら、ちょっと頑張ればできる彼女の有無程度で自己否定するのは流石に意味不明です。
とまあ、ヒロインの裏の顔を知る切っ掛けの舞台装置にしては、主人公が持っている称号があまりにオーバースペック過ぎることに文句はあるのですが…。
逆にゲームの天才で、何の努力もしていないのに全国1位とかじゃないと、その価値を低く見ているのがおかしいかなあ?
まあとにかく、売上数百万本のゲームで全国1位はこの際忘れましょう。多分そこが本質ではないので。
プレイ人口30人程度のクソゲーを神ゲーだと思っている変わり者同士にしましょう。それなら、こんなので1位でも…と思っていてもいいでしょう。
本作の本質は、主人公がリア充どもを斜に構えて、憧れながらも表面上は否定しているオタクであるということですね。それがヒロインの助けも借りて、リア充への道を歩いていくと。
興味深いとは思います。
ただ、主人公が意識を改革さえすれば、オタクをリア充に転身させるのはそこまで難しくもない。ヒロインが言う通りなんですよね。ヒロインの正論は大いに気に入りました。容姿の差は、おしゃれして、姿勢、表情。それだけで挽回が効くわけで。
さらに女の子に声がかけられるようなればもう問題ない。
これじゃあっという間に完結してしまうのでは? と思うのですが…それをどう9巻も続けるのでしょうか。何かトラブルを作るんでしょうかね。という興味もあります。
しかし…、結局リア充かオタクかって、好みの問題じゃないんですかね?
私は友達と遊んでいるより、家で一人でゲームをやっている方が楽しかったです。アニメも漫画も、他人と一緒に見て的はずれな感想を聞かされるのも不愉快だったし、一人が一番楽しめました。
スポーツよりゲームの方が面白いし… そう考えると結局友達とか欲しくない。今のコロナの生活も普段と何も変わらないし、むしろ良いと思います。
世間的なリア充になりたいなんて夢にも思いませんでした。自分があんな生活したらストレスで死ぬと思います。友達だ彼女だに時間を使う暇があったら、漫画やアニメに使いたい。
私はオタクですが、それですごくリア充です。漫画やアニメやゲームをいっぱい楽しめる。漫画、アニメ、ゲームが面白いから、人生は素晴らしいと思います。
友達と遊んでワイワイが楽しい人はそうすれば良い。一人でゲームするのが楽しければそうすれば良い。ただそれだけの問題です。
というのが持論な私にとっては、オタクがリア充化する話は、本当は好きではありません。
本当は友達彼女と遊びたいのに、それができないから、嫌だけれどゲームをやっているんですかね? そんなのゲームにも失礼では。
…とまあ、色々考えるだけに興味深いので、見ないという選択肢は無いです。どういう展開になっていくのか、見守りたいです。
全話感想
面白かったです。
最終的な結論として自分の本当にやりたいことを、という所は私の最初の懸念の答えでもあって、主人公の目指す方向としては納得できます。
主人公を好きになれて応援したくなったのは、申し分ないですね。
ヒロイン達もそれぞれに可愛らしかったですね。
まあ菊池さんが可愛くて、この子で良いのでは? と思っちゃいますが…。