つむじ さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
夏の思い出〜
麻枝准失踪がささやかれている中、レビューするのは非常に忍びないが、いちユーザーとして書かせてもらう。
まず何回も言うようだが、このスタッフで作るアニメは尺が足りない。12話で麻枝准の伝えたいことがおさまるわけがなかろう。だからいつも最後の方に急に加速して、なんだかよくわからない感じで終わってしまうのではなかろうか。
今回も、途中まではテンポのよいギャグと何件かのトラブル解決で非常に楽しめたが、9話あたりから雲行きがあやしくなり、やはり11話で「あちゃー」という感じであった。とはいえ、最終回はなんとなくいい感じだったので、総合的には丸く収まったと思う。
「神様になった日」でのテーマは自分的には「大切な人との思い出」としたい。夏休みという限られた期間で出会い起こった人や物事を、共有した大切な人が全部忘れてしまう。ひなを取り戻す=思い出を取り戻す、だったのではないだろうか。
一番疑問だったのは、セリフの量と、内容である。全て説明口調でくどい部分があったり、モノローグでいいであろうところを陽太が全部声に出していたりしていて聞くに耐えなかった。正直、キャスト陣の演技もそれが引っかかって気分が乗れなかった。
あと、演技で言うと、ひなが施設にいるとき、満足にしゃべれなくなってしまった演技が佐倉綾音だと感情が入りすぎてしまっていた気がする。もっと直情的な声だと良かったと感じた。
次回作に期待です。