つむじ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
後半の加速ね
12話通してウィーネというゼノス(異端児)の竜の子との物語ということで、出会いから別れ全てがつまっていた。またモンスターと冒険者という立場から、ベルの考えの変化や周囲の人物たち、モンスターたちの行動や関係性が深く見られた。これらすべてがなかなかに王道展開であったが、非常に楽しめたのにはひとえにキャスト陣の演技力と、アクションシーンの迫力にあったと思う。
主人公ベルの曲げない信念やウィーネやファミリアのみんなに対する真摯な姿勢をみせたシーンの迫力や、最後のウィーネの自ら爪や翼を折るシーンは本当に感動した。
アクションでは最後のアステリオス戦はもちろんだが、ベルとアイズの戦闘でのレイアウトやカメラワークが最高にイカしていたと思う。全体的に二期より迫力具合があがっていたと感じる。
ところで最後、アステリオス戦でベルは「勝ちたい」と言っていたわけだが、アステリオスもウィーネらと同じゼノスであるのに、今までのようなためらいがいっさいないような様子で切りかかっていたのに少し疑問を感じる。アステリオスが話す中に、自分の前世とベルが戦ったことの話をするなど、ベルにとっても知らない関係ではなかったのに、「英雄になりたい」「勝ちたい」という三期での出来事をふっとばすような感情とアクションシーンだったと感じた。