ハウトゥーバトル さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 1.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
近似値であり、唯一の存在
序盤 ええ
中盤 おお
終盤 おおお
この話は内気な少女に招待状が来た話
ジャンルはアイドル・女子高生
皆様は結構批判的な意見ですが、個人的には好きです。
正確に言うならアニメとして結構好きです。これを小説で読みたいかと言われるアレですが、アニメとして見る分には良い作品じゃないでしょうか。
秋元康さんがプロデュースしている22/7というアイドルグループのアニメだそうですね。このアイドルっていうのが難しくて、声優さんの名前すら22/7プロジェクトに含まれている、という内外両立アイドルらしいです。よくわからないのですが、偶像の中身も偶像って…て思ってた時期が私にもありました。
序盤はつかみが良いとは言えません。主人公の無能さが大分目立ちますし、キャラについて詳細な説明が無いので、
中盤からは主人公が変わってきます。正確に言うならメンバーの一人ひとりに商店をあてています。しかし4話から11話までそんな感じなので中盤といってよいのかは微妙ですが。物語の進展としては…まぁアイドルアニメなので((
終盤はなんやかんやで終わります。後々を全く考えてないラストで完璧に視聴者に想像をまかせる形だったのは解せませんが、普通に終わってよかったと思っています。流石に秋元さんも博打はしませんよね。
やはりというとなんですが、アイドルは顔と音楽がよくてなんぼだと思うんです。そういう点では本作は良かったと思います。作画も良かったですし。
キャラは基本的に可愛く、全体的に好印象です。(序盤では説明されないため、好印象になりにくいですが。)優先順位が目に見えるのがアレですが、それでも十分魅力は感じました。
音楽もとても素晴らしく、全歌詞を秋元康さんが作詞してるみたいです。秋元さんとてもセンスが良いんですが、毎回どっちかなんですよね。「大人たちや周りに左右されずに生きたい」か「あなたが好きでたまらない」のどっちかです。本当にコレ以外の秋元詞は見たこと無いです。
今作の歌詞は前者の方ですね。ずっと「生きづらい」だの「縛られない」だの色々叫んでました。
22/7というタイトルを聞いたとき、真っ先に円周率の近似値か?と思いました。(博識アピールのつもり。)秋元さんは「無限の可能性」という意味を込めたらしいです。似てるけど唯一の存在、という意味では適切なタイトルだったと思っています。
まぁ途中まで似たような展開でしたしそういう意味でもあっているかもしれませんがw
プロデューサーは秋元康さん。
監督は阿保孝雄さん。盾勇の監督をされた方ですね。ぐぇ
助監督は髙橋さつきさん。
シリーズ構成は宮島礼吏、永井千晶さん。カノ借りの原作者と初シリーズ構成の方です。
キャラデザはまじろさん。ばらかもんやマクロスΔのキャラデザをされた方ですね
劇伴は中山真斗さん。君僕やとなりの怪物くんなどの劇伴をされた方ですね
アニメ制作はA-1picturesさん。
作画は基本的に良かったです。が、やはりダンスシーンが違和感だらけの3DCGだったのは残念です。頑張ってほしかったけど、まぁ良いかな。
opは後藤康二さん作編曲、メンバー歌唱の「ムズい」またこれが最高なんですよ。良く謎OPとバカにされがちですが、正直アイドルアニメなんて大抵こうでしょ。
edは毎話ごとに違いますが、個人的には4話EDの「one of them」が最高に好きです。永遠に聞いています。絶対マネできない歌い方であなたも惹かれること間違いなし。
ちなみにもちろんすべて秋元康さん作詞です。
声優さんはひどかったですねwまぁ声優というよりアイドルが本業でしょうから、そこまで重視はしなかったのかもしれませんが、これはww
まぁ声優さんのせいで切った人も少なくないみたいなので、止めはしませんが、個人的には完走してほしいです。
総合評価 作画と音楽が良いアニメ