タック二階堂 さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
ピクニック? そんな呑気な物語じゃない!
詳細は公式でも。
ハヤカワ文庫JAから刊行されているライトノベルで、インターネット上で実話怪談として語られる危険な存在が出現する裏世界への扉が開いた廃屋を発見したヒロイン2人が探索をするというストーリー。SF要素あり、ホラー要素あり、百合アニメとしての側面もあるといった盛りだくさんの作品という印象ですね。
監督は「STEINS;GATE」の佐藤卓哉さん、制作は同曜日放送「たとえばラストダンジョンがなんちゃら」と同じライデンフィルムです。メインの声優も花守ゆみりさん、茅野愛衣さんと同じ。さらに日高里菜さん、富田美憂さんと、なかなか豪華な布陣です。
女子大生2人がメインヒロインというのも珍しいので、どう転ぶか楽しみな作品です。ちょっと追いかけてみようかなって感じのアニメですね。
で、初回。くねくねという裏世界の怪物を倒せば鏡のようなキューブが手に入るということで、それが高く売れるからと2人は裏世界でくねくね探索に行きまっせという話。
世界観の説明、メインキャラの性格や暮らしぶり(空魚だけだけど)が過不足なく見せられ、しかも続きが気になる展開で上々の立ち上がりと言っていいと思います。今後、小桜とカラテカ(空手キャスティングで富田美憂さん?)というキャラが出揃って、どうなるかというところでしょうね。とりま継続視聴です。
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
実話怪談として語られている都市伝説をモチーフにしているとは言え、ここまでは正直、知らない都市伝説ばかりだったので「まあ、こんなもんなのかな」というB級ホラーのようなもの、として観ていました。
でも、さすがに「きさらぎ駅」は聞いたことがあり、どう料理するのかなと思っていました。が……、
酔っ払って池袋駅まで帰る途中に裏世界へ飛ばされた2人。なんか、変なロボットみたいな殺人マシーンに追いかけられ、逃げた先の線路で出会ったのが沖縄在留米国人兵たち。彼らと一緒に線路を歩きながら、何が起こったのか話を聞きつつ、到着したのが「きさらぎ駅」でした。待て次週!
え?
こういう話なの?
なんか、これならわざわざ実際に噂になった都市伝説をモチーフに使う意味がないんじゃないのかなって思いました。
ぶっちゃけ、ここまでの話も、単に裏世界に飛ばされて、ワケわからない怪物に追いかけられて、逃げ切ったり、銃で撃ち殺したりという“だけ”の話。で、リアル世界に帰ってきて「あー、怖かったねー」というルーティンワーク。そして次週には、さんざん怖い目に遭ったのに、また行こうという展開ばかりでした。
原作未読なので知りませんが、これ、明らかに制作陣が面白くしようと意気込んで作っているようには見えないんです。あくまで類推でしかないのですが、制作会社のライデンフィルム(共同制作ですが)は今期、これの他に3本(「はたらく細胞BLACK」「ラスダン」「オルタンシア・サーガ」)請け負っているので、単純に人的リソースが足りないんじゃないかと。作画も微妙ですしね。
{/netabare}
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}
怖くもなければ面白くもない……。
本当に「シュタゲ」の監督なんですかね。
ストーリーの都合でキャラを軽率な人間に描くのは良くないと思います。さんざん怖い目に遭ってるのに、次週にはケロッと裏世界に行こうと言い出すのは、やっぱり不自然です。必然性があって行くならともかく。
今回も諏訪部さんに電話はお勧めしないって言われたのに、なんも悪びれもせずにコザクラに電話する。それが助けを求めてならわかるけど、なんとなく掛けてみよう的な演出。変な声が聞こえる的な都合と、化け物が襲ってくる展開にしたい都合とか。
なんていうか、もっとやりようがあったんじゃないかなという作品。とりあえず、もう少しだけ観てみます。
{/netabare}
=====第7話視聴後、追記です。
{netabare}
この作風で、無理矢理の水着回。いや、要らんやろ。
そのせいで、Aパートはほぼ無駄。裏世界のビーチで、ビール飲んで、海に浮いてる流木を銃で撃つだけ。
で、化け物(沖縄のはずなのに関西弁)がたくさん出て、パラソルで帽子の柄を掴んだら元の世界に戻れちゃったよで終わり。
ビックリするくらい内容のないテコ入れ回でした。
ていうか、この作品のテコ入れは水着姿を見せるんじゃなくて、ストーリーの面白い展開を見せることだと思うんですが……。
{/netabare}
=====第9話視聴後、追記です。
{netabare}
ようやく出てきた、今をときめく人気女性声優・富田美憂さん演じるカラテカが絡むお話(前回もだけど)。
なんだけど……。
前回の「猫の忍者」もそうだけど、ビックリするほど面白くないストーリー。今回は、島袋美由利さん演じる夏妃のお悩みであるサンヌキさんがうんぬん。どーーーーーでもいい冨田さんと島袋さんの百合百合シーンとか、たいして怖くもないBBAのサンヌキさんをカラテカ(入江?)が退治するだの……。
マジでヤベエくらい面白くないですね。うーーーーん……。
{/netabare}
=====第10話視聴断念後、感想です。
{netabare}
最近よくあるのですが、録画まではしているのですが、どうしても続きを観ようという気持ちにならないというパターンです。
もともと出足はそこそこ好調だったと思うのですが、どんどん右肩下がりに面白くなくなっていき……。
タイトルにはピクニックなんて呑気な話じゃないと書きましたが、観ていくうちに「あー、この緊張感のなさは紛れもなくピクニックだ」と。怖い目に遭った裏世界に、次週にはすぐに行きたくなるし、裏世界の魔物もなにげに簡単に退治できたりしますし……。
致命的なのは、面白くなかったという点です。
{/netabare}