肴 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
タイトル回収修目的
最初はギャグ系統かなと思ってみていたが、途中スズキ少年が出てきてからシリアスな雰囲気も出てきてどうなるのだろうと思ってみていました。
けど結局スズキ少年が何をしたかったのか全く分かりません。というか彼の性格が分からない。最終的に贖罪がしたいのか、ただ顕示欲の強いいい子だったのか…。
ロゴス症候群を再発(?)したひなちゃんとそれを迎え入れる主人公たちの図は正直どう評価したらいいか…。ひなちゃんと過ごした日々が懐かしいのならひなちゃんをあんなにも堂々と受け入れられるのは妙だし、かといってどっちのひなちゃんも好きだよ、という感じでもないし。
施設でひなちゃんを世話していた人も、悲劇のヒロインぶって勝手に暴走していた印象しかない。
唯一、そうあって当然だなと思ったのは、陽太が世間知らずで平和な家庭の中で育ったが故の暴走部分。ひなちゃんの親に会いに行ったり、施設から連れ出そうとしたりしている場面は陽太が今まで幸福に生きてきたが故の性格だと思うので、そこは納得しました。
「神様になった日」というタイトル回収を目的とした話であって、キャラクターたちを生きた人たちとして生活を切り取ったアニメではないと思います。