タック二階堂 さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
バッキャロー!!
詳細は公式でも。
この作品は、監督が「コードギアス 反逆のルルーシュ」や「プラネテス」という作品を手掛けた谷口悟朗さん、シリーズ構成、脚本に「天元突破グレンラガン」「キルラキル」の中島かずきさんという布陣で制作されるアニメオリジナルのファンタジー作品という感じです。
「リンドガンド」という壁に囲まれた世界を舞台に、記憶を失った主人公が記憶を取り戻していくために戦いに身を投じるといったストーリーのようですね。監督と脚本家さんを見る限り、かなりアクション要素が強めのアニメになりそうです。
連続2クールの作品ということで、じっくりと腰を据えて作られる骨太のファンタジーの予感がします。ただ、制作はスタジオヴォルンという、これまで「からくりサーカス」と映画の「君の膵臓をたべたい」しか元請けとしての制作経験がない会社。まあ、どちらも作画は良好だったので、これも安定したクオリティになるだろうと予想できますね。
で、初回。
長くなるので畳みますね。{netabare}
なんか中国みたいなキャラ設定の軍師(諸葛亮孔明っぽい)が白羽扇を持っていて、「落宝」というカプセルみたいなのが月に1度、壁の中の世界に降ってくるという世界。そのお宝を奪い合う人類は、腕輪みたいなものがギューッと締まると、ブライハイトというロボットに変身するという。
で、月イチの落宝が前例なく2回目に落下してくるのがイキの国の僻地・エッジャ村という場所。村人たちは落宝を火に焚べ、美味しいものを食べましょうと踊るわけなんですが、中から出てきたのが全裸の男。
「とりあえずパンツを履け! オレの家を壊しやがって、バッキャロー!」ということで、その男は「それだ」と。記憶喪失で名前を忘れていたんだけど、バッキャローと言われたので「バック・アロウ」と名乗りますよと。
{/netabare}
なんだそりゃ。
随所にキルラキルっぽさを感じるところはありますが、まあ導入ですからね。ちょっと視聴者置いてきぼり感はあるにはあるけど、ハチャメチャな感じは予感させてくれる初回でした。大暴れしてダークホースになれるといいですね。
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
思ったほどハネないなあ。
結論から言えば、ここまではあんまり面白くないですね。
キャラに思い入れというか、魅力を感じないのが、その要因。主人公のバッキャローも、なんか別に好きでもないし。村人も、バカを極めたお調子者のビットはもちろん、ヒロイン2人も全然魅力を感じない。ライバルの諸葛孔明……じゃなくてシュウ・ビ(周備?)も、デカイ奴も好きじゃないし。
キャラに魅力を感じないから、ストーリー展開もただ追っているだけなんですよね。こういうことがあって、主人公がこうなって、結果としてこうなりましたというのは観ていれば分かるんだけど、「ふうん。で?」って感じ。
すさまじく感覚的な感想になってしまうのですが、これに関してはすべてキャラが好きになれないからの一点張りです。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
あー、これは「おバカアニメ」なんだなー。
夕方アニメのような4人組とのおマヌケバトル。「キルラキル」みたいに攻撃が字幕で出るよ。「燃やし尽くす」「流し尽くす」みたいなね。
で、諸葛孔明みたいな敵の軍師が「寝返ることにきーめた」と。
はあ???
杉田智和さんは、間違いなく遊んでアフレコしてますね。これ、絶対シャアっぽい発声やってますよw
てことで、おバカアニメだと認識して観れば、いろいろなツッコミどころもギャグだからって流せるということで。
{/netabare}
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}
ここまで来ても、ヒロイン2人の名前すら覚えられないほど、キャラに愛着がわかない。当然、主人公のバッキャローも捉えどころのない性格で、ぜんぜん思い入れがない。
そんな状況で惰性で観ていたものだから、Bパートで寝オチしてしまう始末。
これでは継続する意欲も湧かないです。ぶっちゃけ、面白いと思えませんでした。
{/netabare}