Appleモンキー さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
最後のシーンはやっぱり泣いてしまいますね
煉獄さんたち柱のメンバーがアニメで初めて登場したときの第一印象は最悪でした。煉獄さんはお館様の意に反した発言をしていましたし、1話から炭治郎と禰豆子の視点で見ていた視聴者からするとストレスでしたね。
ところが本作を見ると煉獄さんはすごい良い奴で好きになってしまいましたし、何度観ても煉獄さんが敗れ去ってしまうシーンは涙無くしては観れません。
対峙した猗窩座が際立っていたからこそ、煉獄さんが映えたのだと思います。猗窩座を演じた石田彰さんからは「煉獄さんを死なせたくない」という慈愛を感じました。
度重なる攻撃を受けてもすぐに再生出来てしまう猗窩座。一方で、煉獄さんは一撃が致命打になってしまいます。片目を失い、内臓を損傷しても戦うことをやめないからこそ、「もうやめろ。もう取り返しがつかない。鬼になるんだ。」という石田彰さんのセリフに引き込まれてしまうのだと思います。
猗窩座のいうように鬼にでもなって生き残って欲しいと思う反面、「断る。俺は俺の責務を全うする。」との日野聡さんのセリフに心揺さぶられてしまうのだと思います。
勝敗が決したあとの炭治郎のセリフは視聴者が思っていたことを見事に代弁していました。
それに対する猗窩座の「脳みそがわいているんじゃないのか。俺は太陽から逃げているんだ。」というセリフに小物感が表れていて、煉獄さんの覚悟とうまく対比されていたのだと思います。
エンディングのLiSAさんの炎も最高でしたね。是非、2期をやってほしいですね。