「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ(TVアニメ動画)」

総合得点
75.7
感想・評価
462
棚に入れた
2138
ランキング
780
★★★★☆ 3.6 (462)
物語
3.6
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.7

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえずの簡単な感想

 原作は未読。
 前期は3つのエピソードがあり、バラエティに富んだ半面、せわしない印象があったが、本作は
一つのエピソードにじっくり取り組んだようで、個人的にはこういった構成の方が好き。

 コメディっぽいタイトルとは裏腹にシリアスな要素が強い本シリーズだが、本作はこれまで
以上にシリアス色が強い印象。
 ゼノスとは言えモンスターまでも救おうとするベル・クラネルの行動はらしいと言えばらしいが、
作中世界の人間のモンスター観を考えるに相当危険な領域に足を踏み入れた感じ。
 種族の枠をも超えたベルの行動は英雄への道にまた一歩進んでいった感があるものの、その
行動結果を見るに強烈な意志に対して、それに伴う実力がないことが改めて明らかになったみたい。
 そのためベルの活躍で問題解決というわけではなく、最終的にゼノスは助かったものの、
それは周りの協力や対峙する存在の態度によるものが大きい。
 更にゼノスという存在の真相や神々の思惑など不明瞭に終わった部分も多々で、本作だけを
観る限り、鬱々とした話が延々と続いた割には、終盤にそれに見合ったカタルシスが得られたとは
言い難い感じ。
 その分、キャラクタードラマとしての見応えはあったけど。

 ベルに同調しがちなヘスティア・ファミリアの中、嫌われ役的存在になっても冷静な視点を
保とうとするリリルカ・アーデの存在が、ヘスティア・ファミリアの錨的存在として印象的でした。

2020/01/03

投稿 : 2021/01/03
閲覧 : 193
サンキュー:

9

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