木村天祐 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
VRMMOやる
普通です。
なろう作品。VRMMO『Infinite Dendrogram』をやるだけの話です。
この世界のNPCキャラはかなりの知能があり、まるで異世界~とか言ってたけど、設定が全然生きてないです。ただのモブです。
一見して、デスゲームしないSAOに、超AIがついたNPCがついて、プレイヤーごとの戦闘力にかなりの差がある感じの作品。簡単に言うと、特定のユーザーが贔屓されてるMMOするだけの話。
こういう作品みるたびに何度も言ってるんですが、ゲームやるだけなら別にアニメでやらなくてもよくありません?視聴者がゲームやればいいじゃん。珍しいゲームでやり方がわからないから説明する作品とかならわかるんですが、そういう作品では全くないです。
故意にチート使ってるわけじゃないですが、"運よく"良いエンブリオを引いたり、強敵倒して強力アイテム手にしたり、チート使ってるのと同じようなもんでしょ。低レベルから上級者に勝てるようなチート使ってるプレイヤーのMMOプレイみせられて何が楽しいんですかね?
あと、プレイヤーの戦闘力に恐ろしいほど差があるゲームですけど、不公平があったらこれ以上ゲームやりたくないからすぐに引退者続出すると思うんですけど。確実に炎上しますよね。
素直にゲームではなく異世界に行っていた方が良かったんじゃないかな。ゲームって営利目的なので、その前提崩れてると始めから話にならないんですよ。かと言って普通のプレイをする作品だと「ゲームやればいい」で終わる。本当に現実でも何か事件が起こるとか緊迫感ないとこのジャンルは話にならないです。そうするとSAOのパクリなわけで。はっきり言います。このジャンルはもう出尽くしてるんですよ。やる意味ないです。
せめて、ただのゲームプレイではなく、他者とのコミュニケーションを重視する(NPCの知能高いんですよね?なんで自分で設定作ったのに使わなかったの?)、この世界で本当に生活して生きていくんだみたいな路線とか、頭を使った世界観でジャンルから脱却を図らないと、他の水準以上のアニメと肩を並べられませんよ。
テンポは悪くなかったと思います。
別にみてもみなくてもどっちでもいい作品ですね。