kabaj31 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
『第1章』(完) (続く?)
結論から言えば、
”その人間の本質を暴き出す、引き出す、導き出す”。
るーすぼーいの作風なら、コチラが本命、という感じでした。
しかし、推理や能力バトルという要素も濃く、面白いので、
①不死身のキョウヤとの騙し合い
②変身&能力コピーのメガネとのバトル
③ナナに指示を出している謎の機関による島への参入
など、そっちの展開へ気を取られ、ラストの
EDテーマ&回想シーンに、ヤラレタナ~(泣いちゃう)という感じでした。
全体的に、ラストへの伏線というかフラグがちゃんと敷いてあって、
今回のアニメ13話までは、ミチルを軸にした第1章という感じでした。
フラグとしては、
・第2話で能力の代償
・未来予知の回で能力の進化
・溝の猫を助けるナナの人間性
などですが、たぶん、他にもいろいろあると思います。
13話はもちろん最高でしたが、
他に個人的に良かった回
・未来予知の回
未来は絶対変わらないという、SFでありそうなルール。
そのルールの下、変えられない未来をどう変えるのか、自分で考えてもわかりませんでした。
ナナが偽物の未来の写真を見せて騙すことで金髪を倒すことは上手くいった、
しかし、本当に予知された未来は…。
写真の構図が見事です。
・ネクロマンサーユウカの回
この回のラストがるーすぼーいっぽい感じがしました。
ユウカは余裕をこいて、ナナにシンジが生きていた頃のノロケ話をします。
しかし立場が逆転後、ノロケ話の矛盾点をナナに指摘され、本性を暴かれます。
ユウカとシンジの”恋人ごっこ”は、けっこうヤバいタイプの恋人ごっこでした。
そして、もしかすると、ナナも”ごっこ”をなにか演じているのかもしれません。
・メガネ登場の回
「人類の敵がいる」というナナの嘘が本当になった。
人類の敵の存在に半信半疑なキョウヤに対しては、好都合なキャラかもしれない。
でも、最強過ぎて、メガネが消そうと思えばナナは簡単に消される。
最初ミチルに化けていて、ミチルも裏のある人間かと思ったけど、違ってて安心しました。
音的には、毎回、EDへの入り方が絶妙でした。
キャラデザは分かり易くて子供向けっぽいキャラデザですが、
これはこれで見ようと思う際の敷居が低くていいと思います。
原作は漫画ですが、アニメ化で声が付いたのはプラスになったんじゃないかと思います。
キョウヤの声がかっこいいし、萌えナナとダークヒロインナナとの演じ分けも、声があって良かったと思います。
今回のアニメ化は、るーすぼーい原作で初のアニメ化なのかな?
序盤から一気に盛り上がってくるパワーを感じました。
そしてラストでさらに2段階ぶっ超ぉえてくれました。
続きがアニメ化されるかどうかはわかりませんが、とりあえず、しばらくはラストの余韻に浸ろうと思います。