somi さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
雑な感じが否めない
最終話直前位で話の全容が分かる感じです。
物語の流れに対してキャラの行動(表現)や、そう至った経緯等に対し伝えるべき事が不足しており、
「えー!何でそうなるの・・」と突っ込みたくなる場面がかなり多く。
鑑賞中は「言葉不足」とか「雑」という感覚を幾度も味わう事になりました。
シナリオ全体で見れば、良い話になるであろう雰囲気を所々に感じる為、残念で仕方ありません。
物語の構成や、何故そうなるのかという部分を丁寧且つ自然に視聴者へ伝える部分が相当お粗末と言わざる得ません。
寧ろそういう部分が作り手の技であり、上手さの見せ所だと思います。
何が雑かと言うと、、
物語の後半、ヒナが記憶を失いほぼ寝たきりに。
陽太が誘ってもベッドから出てくれない所か、振り向きもしなくなります。
そこで陽太が苦慮の末にTVゲームを用意ますが、アレほど陽太に対し拒絶すらしていたヒナが、いつの間にか陽太の横&TVの前に移動しています。
ヒナが陽太の誘いに振り向き、心を開きベッドから出るシーンってのは表現としては重要な部分だと思うのですが。
更には中盤までアレほど杏子好きを謳っていた陽太ですが、後半に来ていきなりヒナloveを宣言します。
その辺の心変わりや葛藤を描写しないと単に気が多い軽い男と受け取られても仕方がありません・・
杏子に関しても作中一番と言って良い程にビジュアル、性格共に高レベルなので「あんな良い子を何故?」ってなっちゃいます。
そういう部分が各話随所に出て来るので悲しくなってしまいました。