ミュラー さんの感想・評価
4.1
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
驚愕の名作。バケモノかこれは!
少しでも内容に触れれば盛大なネタバレになるので、すべてネタバレ枠で。
{netabare}
以前、約束のネバーランド1期を高く評価したが、それを上回る毎回のハラハラ感。
能力者の集められた島に渡った普通の人間であるナナが、他の能力者を抹殺していく話。
第1話からミスリードにやられたが、それ以降もとんでもなく面白い。
殺人は進むものの、次々新たな能力者と対峙することになり、
独りで孤軍奮闘しているナナを応援したくなる。
話としては大変面白いのだが、この話の真髄は、能力を持つ者の疑心暗鬼と、
自分がいつか殺されるのではという恐怖感で全編おおわれているところが
救い難いというか、恐ろしいところ。
そこが約束のネバーランドと違って、夢も希望もない物語展開になっているのだろう。
特に最終盤の12話、13話が深くて良かった。
ついに、本部に踊らされていたことに気づき始めたナナと、純粋に心からナナを救おうとするミチルとの交流。
悲劇の結果は予想されたが、やっぱり衝撃だった。
もう、誰を恨めば良いのだろう。
このやるせない気持ち、どうすればいいの。
アニメの1クールとして、最良のタイミングで最終回を迎えたと思う。
{/netabare}
ちょっと革命的に面白いアニメでした。最大限の賛辞を送ります!