tinzei さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ovaの特性を活かしたんだろうけど、1作品としてそれはどうなのよ(笑)
全6話×約30分のova。
人間ラテルと猫型宇宙人アプロのコンビが海賊課として敵海賊と戦っていく物語。
実写でよくありそうな「問題児二人組の刑事アクション」作品だけど、時代設定は未来で登場する海賊も宇宙海賊。
全6話の中、それぞれ2話ずつ計3巻に分かれているけど、何故か制作会社が3巻とも違う。ただ作画や声優も変わらず、もっと言えばストーリーも1話or2話完結ではなく全て繋がっている話だから、何の目的でこうしたのかよくわからない。
上でも言った通り全ての話が繋がっているから最大の敵ヨウメイっていうのは変わらない。ただ結局ヨウメイは倒せていないし、銀河系外から侵略しにきたスパイ海賊を倒して終わるから、こういうova特有の多少の物足りなさは残る。
単話完結じゃないから、続きが気になって一気に観ちゃったけど、ストーリーは面白かったし、作画も悪くないし、個人的に実写でもこういう二人組のアクション刑事ものは嫌いじゃないから、自分と同じようにこういう作品が嫌いでない人ならオススメできる。
ただいかんせん話の展開が早すぎる。初っ端から専門用語が飛び交って、主人公たちの会話も早いから、巻き戻しながら観ないと理解できない。ただこの作品自体ovaで発売された作品だから、分からなかったら巻き戻して観る前提で作られたんだろうけど・・・・・1作品としてどうなのよそれ(笑)
音楽は洋楽ロック調だから、物語の爽快感がハンパない。ただ逆に言えばその爽快感のせいで話の進みが早く感じるって言うのもあるんだろうけど(笑)
1話で乳首があったから、この先もあるのかと思ったけど、結局一巻だけで他に乳首はなし。ただ制作会社の違いを鑑みれば色々納得はできるけど。
【簡単あらすじ】
・1話
ラテルとアプロがクビになり再就職先の映画会社へ向かうと海賊の襲撃を受ける。調べると映画会社の社長がCATシステムで乗っ取られ、宿敵ヨウメイの新造艦が作られていた。
・2話
ヨウメイはCATの説明を馴染みの元海賊に話す。ラテルたちは新造艦を潰し社長を救出する。だが社長はCATシステムのせいでドラゴン化していた。ラテルたちはクビを撤回され同僚のマーシャと共にヨウメイの右腕ジュビリーを追う。ヨウメイが助けに来たことで取り逃がすが一応は任務成功。
・3話
ラテルたち三人はラジェンドラが操るロボと共に情報軍と演習(野球)をするが情報軍のペトロア軍曹と喧嘩になる。ヨウメイの部下で新造艦を作っていたシカゴは責任を取らされ死亡、CATの改良をしたカッツが新しくアプロたち抹殺の任に着く。
・4話
野球はまだ続き海賊課の勝利で終わるがカッツの部下がCATを起動させラテルたち以外は猫になってしまう。カッツはヨウメイを出し抜こうとし、ヨウメイは生かしておいたシカゴを使い策を練っていた。ラテルはアプロへの憎しみで猫にならなかった軍曹を連れて情報軍基地へ向かう。
・5話
ラテルたちは猫になったラジェンドラで基地へ向かうがカッツの内通者を探しに来たジュビリーの部下に襲われる。何とか基地に着いた一行は内通者を見つけられないが警備システムが作動したことで内通者が軍の戦術AIだと分かりAI室へ向かうがそこには巨大な猫になったAIがいた。
・6話
巨大な猫にラテルたちは苦戦し宇宙へ逃がしてしまう。ラテルたちは元に戻ったラジェンドラで宇宙へ向かいカッツ対ヨウメイ一味の戦いに乱入しようとするが、内部に裏切者を抱えた軍艦も出てきて乱戦状態に。ラジェンドラが全艦機能を停止させるがカッツだけ逃げられる。だがカッツは船にいたヨウメイに撃ち殺され死亡。