takato さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ピッコロとセルが敵だった割には…。
士郎さんの代表作といえば攻殻機だが、よりアクション映画よりなのが本作「アップルシード」シリーズである。本作は後にCG映画に何本かなっているが、原作ですぐな頃にアニメ化されたova版である。
話としては後にも映画化されている内容とあんまり変わらず多脚戦車というモチーフも同じである。ただ、100分くらいしかないから少々語りたれない感じであった。
敵が古川さんと若本さんなのにあんまり掘り下げができなかったし、ヒトミに至っては物語のキーなのに何もない感じやし…。80年代美少女風なのは良いが。
人間とは自分で作った檻に入ってしまった動物なのではないか?という問いに強烈さをもたらすことも、そのアンサーも正直欠けていると言わざるをえない。私としては、人間だけがその問題を認識できる動物であることが解決になり得る道だと思うが。
悪くないが、SFアクション映画としてハリウッドでありそうなレベルの踏み込み具合でしかなかった。