かんぱり さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
いただきますの意味
訳あって農業高校に入った八軒が、農業高校の色々なエピソードを交えながら、成長していくお話。
原作者の方は、農業高校卒業生とのことで、自身の体験が原作に生かされているそうです。
確かに、農業高校で起こる様々な出来事は、リアリティを持った面白いものになっていて、飽きずに最後まで面白く見ることができました。
この作品は実は飯テロな面も持っていて、たまごかけご飯や窯焼きピザ、ベーコンや豚丼などなど、すごく美味しそうで食べたくなりました。。
その美味しそうな豚丼ですが、このエピソードがとても良かったです。
{netabare} 八軒は豚の飼育をすることになりますが、その子豚の1匹に「豚丼」と名前を付けてしまいます。
普通は将来出荷して肉になる子豚に名前を付けたりはしません。
情が移ってしまうからです。
八軒はそれでも一生懸命豚丼の世話をします。
そして豚丼が出荷される日がやってきました。
八軒は、豚丼が肉にされた後、すべて買い取ることにします。
そして、その豚肉を使ってベーコンや豚丼を自分で作り、みんなで一緒に美味しく食べます。
豚丼ありがとうと思いながら。{/netabare}
銀の匙を見て、改めていただきますの意味を感じました。