buon さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
生きるという挑戦の積み重ね
ただ普通に生きることが挑戦で、
そこにチャレンジ精神などというものはなかった。
何でこの作品がすごいと感じたのか、よく分からなかったのでもう一度見直してみた。
登場人物のほとんどがただ、ただ生きているだけなのだ。
苦労がないわけではない、
悩みがないわけでもない、
弱さがないわけではない、
むしろ弱点だらけだ。
ムラがあり、無駄があり、無力さがある。
それでも生きるしかない。
生きる方法が体操しかない、それしかできないのならやるしかないし、
そこに疑問はない。
父親、娘、忍者、
成長の途中です。
何も挑戦をしていないわけではない。
けど、何か明確な目標があるようには感じない。
どうしたいのか、どうありたいのかって感じかな。
娘を大事にしたいとか、
体操したいというか体操しているとか、
父親を支えたいとか、
やっぱふわっとしちゃうな。
ふわっとしているのにすごい生き生きしているんだよな。
ふわっとしているのに地に足が付いている。
生命力がすごい。
↓一つ前の感想。
{netabare}
『裸の魂』
2020/12/21 ★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった
おもしろかった。
Mappa、
雑なストーリー
登場人物の瞬間の輝き
丁寧で言葉少ない心情の描写
キレイすぎる作画
さっぱりしている
変
だけど人らしい
私の好きなアニメ制作会社だ。
ついでに動画工房が好き、
他の会社は作品によりけりな気がする。
さて、体操ザムライです。
全盛期を過ぎた体操選手が引退勧告されてからの話。
生き様と言えば聞こえがいい、
無我夢中と言えば男らしい、
遮二無二と言えば信念がありそう、
信念と言えば許されそう、
そんなものは、それだけでは大した価値はない。
人は一人ではない。
人と人が支え合って、などとは言わない。
もっと分かりやすい。
荒垣城太郎には娘がいて、義母がいて、コーチがいて、後輩がいて、
妻がいた。
体操一つやっていたから集まったわけではないが、
体操をやっていなかったら集まらなかったが、
一番能力を発揮できること、好きなこと、やり続けたことが彼を、
彼をつくる人間環境を築いたのだろう。
好きなキャラは多いが、
コーチ、レイ、レオナルドは好きだな。
あとマスコミや観客の調子の良さや同級生のヤな感じもいいとこもリアルだな。
あと、キャラの色気がいいね。
なんだろう、生き生きしている。
Mappaの女性キャラはかわいいね♪
残念ながら男も魅力的だ。
興味はないが。
なんだろうね、作品の中から生命力が溢れて満たされる感じ。
マッパ、裸って生きている証だな。
マッパって気持ちいいし。{/netabare}