gkm さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
【断念】設定の盛り過ぎと独特な演出でカオスな状態
OP「あたしだけにかけて」で衝撃を受けて視聴するも途中で断念した作品。
設定がてんこ盛りであるにも関わらず、第一話でなんの説明もなしにいきなり日常パートに入ったのがわかりにくいと感じてしまう一番の原因だと思う。
まず、初っ端のおじいさんの回想がいらなかった。これのせいで主人公は今おじいさんで昭和の激動の時代を懐かしんでいるのかと錯覚してしまった。現在が平成だということがわかりやすい描写(電車や新幹線が走っている、飛行機が空を飛んでいる等)を提供して欲しかった。
次に、設定やキャラクターを序盤に出しすぎていてわけが解らなくなる。
幽霊、タイムスリップ、戦争、謎な姉妹、謎なグラサン、謎な店長etc
そこにシャフト独特の凝った演出が加わりさらにカオスな状態に。
特に昭和を押し付けすぎて、昭和の魅力を知らなければ視聴者は置いてけぼり。
最後に、本作はギャグが光る作品なのだが、戦争がテーマに入っているとどうしても後々現れるだろうシリアスパートが毒のように私の思考を蝕んできて、いまいち心から笑えない。気を使う。
シャフトの演出は原作が小説だからこそ生きるのかもな。漫画でちょっとした説明のために描いた部分も、アニメ化でつゆと消えてしまっているのかもしれない。