gkm さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態：観終わった
粗方疑問はのこるもののギャルゲー原作としては上位の作品
最後の最後に盛り上がりを見せた作品もあまりないのではないだろうか。
それでも序盤から中盤にかけての１期の展開の粗さはどうにかして欲しかった。
小毬が闇落ちするトリガーが野良猫の死ではどうにも私は腑に落ちない。あまりにも突然闇落ちするから、ちょっと引いた。
美魚の話も納得できなかった。小さい頃から一人で読書しているような子は空想の友達や家族を生み出してしまうってこと？あまりにも簡単に美鳥を生み出してしまって、ちょっと納得できなかった。やっぱりその子だけの唯一無二の悩みを抱えて、それを主人公に紐解かせてあげるべきだと感じた。
他のキャラクターにも言及したいがめんどくさくなってきたのでやめた。
とにかくキャラクターの生い立ちの設定があまりにも雑に感じた。
主人公のナルコレプシーはちょっと設定盛りすぎでは？って1期で思っていたが、親の死というトラウマから生み出されたものだったのね。恭介が何度も1学期を繰り返すことで、理樹に影響が出たのかと思っていた。
トラウマ＝現実逃避っていう判断は間違っていないと思う。成長することをやめてしまっても、現実は進んでいくんだよって優しく諭してくれるような作品になった。
ただCLANNADやKANONの成功に引っ張られ過ぎたのか、新たな感動を呼び起こすにはいま一歩という感じだった。
