稲葉姫子 さんの感想・評価

3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：----

中高生向け、少年ジャンプのある意味王道アニメ

私はもともと少年ジャンプの漫画・アニメがそんなに好きではありません。

ワンピース、ナルト、ジョジョ、黒子のバスケ、僕のヒーローアカデミアなど全く読む気も見る気もしないのです。いい悪いではなく、私の感覚と合わないのです。それでも最近では、鬼滅の刃、約束のネバーランド、Drストーンなどの優れた作品もあり、やはりジャンプは違うのかもしれないなあと思い始めたいたことろ、この作品です。

原作未読、事前情報知識0の状態で昨日拝見しました。（1-4話）

私はアニメを見る時に基本、主人公の心情、背景などを見ます。どういう過去、宿命を背負っているのか、どういう心の傷があるのか、どういう心の葛藤があるのかなどです。それを知ることにより、主人公に寄り添い、主人公と一緒に物語を歩んでいけるのです。

呪術廻戦の主人公・虎杖悠仁に背負っているもの、共感できる心情というものがない、薄っぺらいのです。1話で早々に亡くなる悠仁の祖父（虎杖倭助）の教え（簡単な遺言）だけが背負うものです。じいちゃんの「オマエは強いから人を助けろ」だけで戦うのです。

虫みたなものを食べなくても、超人的な身体能力で悪霊？をボコボコにできる主人公は、あまりに軽く、強く、ハラハラドキドキも全くしません。このがポスト鬼滅の刃と言われる作品なんでしょうか？心霊現象研究会は最初出てくるだけで、もう2度と出ないのでしょう。この連中の扱いもよくわかりません。出しっぱなしって感じです。

MAPPAの作画は合格点ですが、非常に優れているとも思いません。

私のように裏ばかり考えてしまうおばさんは、ちょっともう続きは無理です。