かんぱり さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ロボ好きの下克上
ソフト会社の凄腕プログラマーの倉田さん。彼の趣味はロボットのプラモデルを作ること。
そんな倉田さんが、交通事故で亡くなってしまい、異世界に転生するんだけど・・で始まるお話。
彼は、エルネスティ・エチェバルリアという男の子に転生しますが、ある日魔獣に襲われたところをシルエットナイトと呼ばれるロボットに助けられたことから前世の記憶が蘇り、元々ロボットが大好きだった彼はシルエットナイトに乗ることを夢見て、その日から魔法に剣にと猛勉強を始めます。
異世界の雰囲気は王政政治の中世という感じで、騎士団とかもあるんだけど、騎士たちは馬の代わりにシルエットナイトに乗って戦う感じです。
すごいロボットを開発できる技術力があるのに、なぜか移動は馬車とか、文明の程度がちぐはぐな感じに思えました。
なろう原作みたいですし、俺Tueeee系ではあるんだけど、主人公のエルネスティ(エルくん)がすごくロボットが大好きなロボット愛に溢れてる感じで、自分のロボットを作れるためなら地位も名誉も何もいらないし、そのためならどんな努力も厭わない姿が面白いと感じました。
まるで本好きのマインみたいですね。
彼のプログラマーとしての才能が魔法の術式にも応用できたことと、小さい頃からの鍛錬の成果もあって着々と功績を積んでいき、ついに{netabare}国王からエルくん待望のシルエットナイト開発を目的とした騎士団「銀鳳騎士団」の団長に任じられます。{/netabare}
エルくんは銀髪の中性的な顔立ちで、身長が低くてかわいい感じ。アディがぎゅーっとしたくなる気持ち、わかります♡
エルくんの周りのキャラたちもアーキッド、アディ兄妹やエドガー、ディートリヒ、ヘルヴィなどの銀鳳騎士団員たちやドワーフたち、そして国王や王子・王女など、それぞれのキャラが立っていたところも良かったです。
{netabare}最初の戦いで怖くて逃げ出したディートリヒが成長して敵に怯まずに向かうようになったり、クシェペルカ王国の王女エレオノーラが最初はオロオロしてたのに、アーキッドの助けもあって女王として堂々と振舞うようになったり、{/netabare}そういうエピソードが物語に深みを与えていたと感じました。
最初は敵なしな感じのエルくんでしたが、{netabare}エルくんのアイデアが盗まれて強いシルエットナイトを作られたり、エルくんみたいな天才開発者が敵にも現れたりと、苦戦する場面も増えていきますが、最後は敵を倒してハッピーエンドで、{/netabare}気持ちよくこの物語を見終えることができました。
私ロボットアニメってあまり見たことなくて、これはタイトルがかっこいいので見たのですが、最初からラストまで毎回すごくわくわくして面白かったです♪
これぜひ2期やって欲しいですね!