Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
生きる。それが罪だとしても。
この作品の原作ゲームは未プレイです。
元々この作品は、2020年の10月に放送された3DCGの短編アニメーションです。
サブタイトルである「―咎我ヲ背負いて彼は発つ―」通り、本作の主人公であるカナタと、ヒロインであるミゼラが旅立ちを決意するまでの物語となっています。
罪を犯した人間を、人々が祈りによって裁くため
「ビジョンオーブ」の所持が義務付けられた世界。
村で尊厳を集める修道士のひとり息子「カナタ」は、
修道院で暮らす孤児の少女「ミゼラ」にほのかな恋心を抱いていた。
運命の夜、悲劇に見舞われたミゼラを救う為、カナタは重大な罪を犯してしまう。
そしてミゼラもまた、カナタを守る為に罪に手を染める。
その結果、ビジョンオーブにより人々から制裁を望まれてしまったカナタとミゼラは
「執行者」に追われる身「咎我人(とがびと)」となる。
そんな中ふたりが出会ったのは、「咎我鬼(とがおに)」と呼ばれ、
世界から忌み嫌われ恐れられている存在、「ヴィシャス」だった――。
「選べばせてやるよ。罪に飲まれるか、罪を喰らうか……!」
ヴィシャスの問いかけに、ふたりは己と向き合い、
罪を背負って生きていく覚悟を決める。
「ブラッドシン」という新たな力を手に入れたふたりは、
安息の地を求め、ヴィシャスと共に旅立った。
公式HPのあらすじを引用させて頂きました。
原作ゲームは、テイルズシリーズ25周年記念作品なんだそうです。
アニメーション制作が神風動画さんだけあって、作画は総じて緻密です。
流石テイルズシリーズといったところでしょうか。
この作品の原作がゲームだからなんでしょうか…
キャラによってキャラデザが違うんです。
例えば、主人公のカナタのキャラデザは藤島康介さんですが、ヒロインのミゼラのキャラデザはいのまたむつみさんなんです。
そういえば、22/7のキャラデザも複数の方がいらっしゃいましたっけ。
藤間桜ちゃんのキャラデザは、カントクさんでしたもんね^^
この作品で私の琴線に触れたのは、ヒロインのミゼラです。
キャラデザがいのまたむつみさんという時点でテンション爆上がりですけど、CVが石川由依さんというのが最大の理由です。
進撃の巨人のミカサ・アッカーマン、ヴァイオレット・エヴァーガーデンのヴァイオレットちゃんを演じている方と聞けばピンとくる方も多いと思います。
常に自分を見失わない芯の強さと、ヒロインのカナタを救うためなら手段を厭わない危うさを併せ持つ彼女自身も十分魅力的なんですけどね。
15分弱の作品です。
現在もYou Tubeで配信されているようですし、キャストによるコメンタリー版も用意されています。
後は、ゲームだけじゃなくアニメ化されることを祈るばかりです。
キャストの皆さんもアニメ化されるのを期待していましたし…
あの作画のままでアニメーション化されたら、どんなに素晴らしいだろうと思います。