スプリット さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
野球少年の半生を描いた傑作アニメ 第一シリーズ
語るまでもない名作野球アニメですが、メジャー2ndしか見ていないという方もいると思うので今更ですがレビューします。
よく『クラナドは人生』とみなさん言いますよね。
私にとってのメジャーという作品は人生そのものです。
この作品と出会って野球をやりましたし、そういう方も多いでしょう。
この物語は本田(茂野)吾郎の半生を描いています。
野球作品なら大体高校野球に絞って描くケースが多いですが、主人公の半生を描くというのは凄いですよね。
その第一シリーズは幼少期からリトルリーグ編までを描いています。
{netabare}
吾郎の母は物語序盤で亡くなってしまいます。
吾郎の父、本田茂治は横浜に所属するプロ野球選手ですが、物語序盤で肘を故障しており戦力外を通告されます。
しかし、吾郎のためにおとさんはピッチャーから死に物狂いの努力で打者に転向します。
今見てみると、おとさんが吾郎の見えないところで素振りをしている姿で泣けます。
そして打者転向し、代打で結果を残し、レギュラーになってまもない頃にメジャーリーグから超大物投手ジョー・ギブソンが来日。おとさんがギブソンの160キロをホームランを打つシーンはめちゃくちゃかっこよくて憧れました。しかし、日本の野球に動揺したギブソンの投げた球がおとさんの頭部直撃。帰らぬ人になりました。吾郎は実の家族を5歳にして亡くし、ギブソンにおとさんを返してと訴えるシーンは当時号泣しましたし今見ても泣きます。
保育園の先生であり、おとさんのフィアンセであった桃子先生が紆余曲折ありながら吾郎を引き取ります。激動の幼少期です。吾郎の性格がキツかったり畜生扱いされていますが、間違いなくこの体験が大きく影響しているものと考えると結構くるものがあります。
リトルリーグ編は全部面白いのでレビューできないです。(え?)
というか第一シリーズは本当に全てがすごいので見てください。
この作品の影響を大きく受けた人たちがプロ野球選手になっていることに頷けます。
{/netabare}
と、長くなってかつまとまりのない文章になりました。
思い出が詰まっているので客観性に欠けてしまいました。
2ndしか見たことない人が、吾郎の物語を見るともう2nd見れないくらいの面白さがあると思います。