マーティ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
青春に、おかしなことは「つきもの」だ!
化物語(というより物語シリーズ全体)の魅力は、
・シャフトによる美術館のアートのような独特な作画
・クセの強いキャラたち
・面白い会話劇、言葉遊び
・キャラソンが良い
だと思います。
登場人物全員が怪異に襲われていて(主人公の阿良々木君も含む)、その根本原因を探り解決する話です。
以下、それぞれの話の( ..)φメモ↓
「ひたぎクラブ」
・体重を奪われた少女・戦場ヶ原ひたぎが阿良々木君と出会い、忍野メメの協力で解決してもらう話。{netabare}このころのガハラさんはめっちゃツンツンしてますね、、、今はあんなに丸くなってるとは、、ただ彼女に関する問題はこの時点でほとんど解決されたため、のちのシリーズで出番が少ない気がします。{/netabare}
「まよいマイマイ」
・道に迷った少女・八九寺真宵が阿良々木君と出会い案内するが、逆に迷ってしまう話。まさか{netabare}八九寺が幽霊だったとはΣ(゚Д゚)初見は驚きました。この八九寺、おそらく阿良々木君が一番心を開いて話せる人物で、幽霊ということもあって、今後も出番は割と多く、活躍するところが魅力的です。また、この時点でガハラさんは阿良々木君に告白をし、晴れて恋人同士になります。{/netabare}かみまみた!ヾ(≧▽≦)ノ
「するがモンキー」
・左手が悪魔に取りつかれた少女・神原駿河はある日の夜豹変して阿良々木君に襲い掛かり、それを解決する話。{netabare}恋を巡る話だったんですねぇ、切ない。今後も神原はよく阿良々木君と行動を共にすることが多く、頼りになるキャラです。{/netabare}
「なでこスネイク」
・阿良々木君の妹の友達・千石撫子が蛇の怪異の呪いを受け、それを解決する話。{netabare}撫子の今回の出番はあまり多くありませんが、その怪異のもとや使われた神社、撫子の心の奥底など、今後の話の重要ポイントになってきます。{/netabare}あと、あざとい(笑)
「つばさキャット」
・阿良々木君との最初の友達・羽川翼が猫の怪異となって阿良々木君の前に立ちはだかる話。{netabare}これも恋に関するお話ですね。忍の活躍もありいったんこの場は収まりますが、まだ羽川の問題はほとんど解決してません。今後の出番も多い、重要キャラクターです。{/netabare}
全部見終わった感想としては、独特の雰囲気でかなり面白かったです。色々な着色はしてありますが、この物語の根幹は「青春群像劇」だと思います。ストーリーが面白いというよりも上記の魅力を楽しむ、って感じですね。
良くも悪くも癖が強いので好みは別れそうですが、僕はとてもおススメです(・ω・)ノ