たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
アダルト向けロボットアニメ
所謂、TVには「放送コード」というものがあり、「暴力」や「性」、「用語」などの表現に規制があるのは知っていられるだろう。
しかし、今の時代、ネットフリックスやアマゾンプライムビデオなどの配信方式でスポンサーからお金を貰うことが多いので、事実上、そう言った「コード」の規制を受けることが少なくなっているのである。
だから、「進撃の巨人」や「鬼滅の刃」など、少年漫画の中でも比較的バイオレンスな作品が作ることができるのである。。。。
これは海外ドラマ等にも当てはまるのだが、
80年代のOVA(オリジナルビデオアニメ)という文化が、所謂日本のそういった「放送コード」を気にしない作品として「性」や「暴力」を売りにした時代の産物である。
なので、本作「冥王計画ゼオライマー」も今から考えてみても、アダルトな濡れ場やバイオレンスなシーンの連続であり。。。昔はそれこそマニアックなオタク向けだったアニメ文化が、これだけ一般層に広がるものだったとは思いもしなかったと思う。
しかも、本作の主人公はヒーローではなく、「悪人」であり。。。むしろ敵側の理屈の方が正しかったりする意味では正しく「裏」テーマのロボットアニメであり、このバブル経済期だからこそ出来た何でもアリな感覚が非常に時代を表している。