栞織 さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.5
作画 : 1.5
声優 : 3.0
音楽 : 1.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
原作も実写も知らないので・・・各話感想行ってみる?
古い原作であるという話は知っていますが、原作未読実写ドラマも映画も知らない、池袋にはコミケのおのぼりさんで過去一度だけサンシャインビルに入っただけという私です。それも40年ぐらい前。話についていけそうにないと思いますが、先日アマプラで配信中なのを知り、やっと今少しだけ見てみました。話としたらテレビドラマみたいなリアル系で一話完結作品、こういうのは大好きなので続けて見るつもりです。場合によっては「魔女旅」を切ると思います。まあ制作されたものを見る限り、ネトフリ配信の?「アクダマドライブ」にはまったく勝てそうにない布陣ということで、最初から戦いを放棄しているみたいな感じでありますが、その少ない予算でどう見せてくださるのかという感じであります。
第一話 {netabare}
男の子と間違えそうなゲストキャラのこの子は、のちのちレギュラー化しそうですね。クスリ関係のやばい話で、麻薬の薬草を栽培しているアジトのアパートとか、かなりリアルな犯罪風景がアニメで描かれたことに驚きです。「富豪刑事」でもこういう若者たちの風俗関係に取材したネタの回がありましたが、それがさらに進んだという感じですね。原作は20年前ということですが、アニメで麻薬の薬草が出てくるのは珍しいと思います。まあ子供にも見せておいてしかるべき犯罪の風景ですね。 {/netabare}
第二話 {netabare}
この回から、Gボーイズ対レッドエンジェルズという対立チームが登場し、話が盛り上がってまいりました。ただこのチーマーのツートップですが、イケメンでホスト風なので、小池先生の世界とかとは無縁の感じなのが、「やはりこれが東京ということなのか」という感じで拝見させていただいております。ま、私としたら「男組」の世界よりIWGPのイケメンズの方が好ましいのは言うまでもありません。ただオールドなファンの間では間違いなくこの世界観は不評でしょう。腐女子向け配慮が行き届いていて、今は文芸春秋にもわかる編集者が多いのかとお見受けします。話はまあまあ面白かった。ブラック企業問題ということで、社会批評も入っているのには好感度が上がります。 {/netabare}
第三話{netabare}
EDのラップの歌詞で、「brother」が「ブラジャー」に聞こえます・・・・ん?今回の話は今をときめくYoutuberの話で、小話としてまあまあ愉快な話でしたが、笑えないネタもあり、今の世相を反映したお話でありました。全体的に本作は世相斬り作品ですかね。なんとか侍とかいうの、昔ありましたが・・・。タカシのハンマーなんとかという技の時の「目」が怖かったです。しかしYoutubeの配信報酬というのは、あんな都会のマンションでスタジオ撮影ができるほど潤沢なものなのでしょうか?田舎に住む私にはまったくわからない世界であります。{/netabare}
第四話{netabare}
今回はかなり大人の昼メロ調ドラマで、ジャズの定番曲がサブタイトルで、大人向けのそんな感じでした。しかし世相斬りは変わらずで、今回はDV問題です。主人公も痛い目に会ったりして、かなりリアルな展開でした。しかししみじみと最後に余韻が残るあらすじで、やっとこのIWGPも落ち着いてきたのかなと思いましたね。ED曲が今回は変わっていたのも印象的でした。 {/netabare}
第五話{netabare}
日本に来ている中国人労働者の話、最後マコトの母親と養子縁組という話で、なんかちょっと政治色を感じる話でした。確かに貧しい地域があるというのは認めますけど。中国語を声優さんたちが慣れていない感じで発音していましたね。ずいぶん前の原作と聞いていますけど、今の世相みたいな話ですね。今朝の日経を見ていたら、在留中国人の数が今一番各国の中で多いのだそう。日本人の間では問題視されている韓国人の数は、だんだん減ってきているのだそうです。 {/netabare}
第六話・第七話{netabare}
前後編で抗争話でした。結局悪いのは二話あたりで出ていたブラック企業話の連中というオチでした。謎のシャドウは声優さんが、三話あたりに出ていたオカマっぽい灰色の髪のコラムニスト?のキャラと似ていて、最初その人かと思いました。別人でしたね。レンタルビデオ店はまだ東京では存在するのでしょうか。もとの原作ではたぶんそのあたりは、事情が違っていたはずです。 {/netabare}
第八話 {netabare}
あと追い視聴ですが、続けて2話見てしまいました。この作画もあまりよくない作品が、どうも私には肌に合っているみたいです。BGMとか派手じゃないのも好きですね。森脇真末味先生の後期作品と似た感じがあるのがいいのでしょうか。都会のどこにでもある商店街と、ちょっとヤクザの入った人たちのドラマがいいのかなあ。
さて今回の話はシングルマザーのお話で、キョウイチの話がちょっと最後に出てくる構成でした。自分としてはこのシングルマザーの人よりも、今はマコトの母親に近い立場なので、安心して見ていられましたが、若い女性の視聴者には痛い内容だったかもと思いました。そういう子育て真っ最中の人たちには不評だったかもしれないなあと。まだまだ若い頃だから、自分に似合う化粧品やアクセサリーも持ちたい年頃でしょう。こういう具合に批判されたら、鼻白むのではないかなあ。ま、私はもうそんな歳ではないので、ハッピーエンドなのはよかったと思いましたが。そして今回の話も中国人移住者の話と同じく、行政的なオチでしたので、なんとなく政治色が垣間見られ・・・。どなたかこの作品、政府関係者が監修についておられるのでしょうか・・・。{/netabare}
第九話 {netabare}
続きものだったんだなあ。これまでの話の背景にあった設定とかがつながってきたので驚きでした。シリーズ構成はわりとしっかりしているみたい。というか、ここまでつながっているのは、やはり原作の力ですかね。ふつうのアニメシリーズだとぐたぐたな場合があったりするのですが。しかし関西方面が悪役というのが、いかにも東京が舞台の作品ということで、ありがちで膝を叩いてしまいました。このまま黒幕が韓国人なら、もうはまりすぎてやっぱりかーの世界です。まあ関西はそう見られて仕方がない土地柄でありますが。あとマコトのラーメンにキウィが刺さっていたのが、注目の的でありました。おかげで能面サラリーマン風中国人メガネの会話がよく頭に入ってきませんでした。海外では、ラーメンなどをすするのはNGだそうです。本場の中国でもすすらないそうです。すするのは日本人だけ、とある中国語の講座で言っていましたね。 {/netabare}
第十話 {netabare}
このところ面白かったのに、いきなり最低ライン回ですね。黒バスの赤降が嫌いらしいですね。そんで石田彰さんにこの役ですか。特にBLに思い入れはないですが、その筋の人たちに間違いなく不評だろうし、石を投げられる話でした。お話としては、出口なしの話を美談調にしたかったのでしょうが、こんな事件どう転んでも、後日談は胸糞悪い思いを関係者全員がするだけです。わざわざテレビ放映の話として取り上げて、視聴者に嫌な思いをさせていいのでしょうか?問題意識とかふざけてる。この話でいい思いをするのは、あの生意気そうな妹の「チヒロ」だけ。シナリオの意識の薄さといい、最低の物語ですね。うわべだけの偽善は人をいらだたせる。もう一言言えば、法律的措置では、こういうケースでは加害者と被害者は絶対に会わせないようにするのが一般的だと思うんだけどね。 {/netabare}
第十一話 {netabare}
前回に引き続き、タカシ狙撃犯の名前が「ミツキ」です。黒バス降旗くんの名前ですね。なんかよっぽど降旗が嫌いなスタッフによるものと思います。ま、アニメもそういう具合に作られていることが多いから。あらすじはただのチームの抗争事件であと1話でたぶん最終回、まったく盛り上がっていないですし・・・。マコトの「俺しか止められるやつはいない」というセリフ、原作にもあったのでしょうか。あまりの薄っぺらさに泣けてきます。 {/netabare}
第十二話 {netabare}
なんなのあのタカシを刺した女の子は。磯貝の兄弟?まったく説明もなかったし、ぜんぜん意味わかんない。こんなもんでいいだろ的最終回で、盛り上がりも余韻もまったくなし、やる気のない人たちがアニメを作ったらこうなるという見本でした。シリーズ前半はよかったんだけどね。最終回、チーマーの話なんざ作りたくないという感じでしたね。アニオタでもそこを耐えて極道もの作るのが、漢ってもんです。 {/netabare}
ん?なぜにサムネイルの絵が「きたがわ翔」さんなんでしょうか・・・・?ひょっとしてキャラデザ原案がきたがわさんなのか?よく知らないから。→コミカライズ単行本の表紙みたいです。このIWGPはいろいろとメディア展開してきた作品であるようですね。