tinzei さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
結局モービーディックとダイムの関係は何?生体ユニット的な?
全6話。
惑星エメラルドアースでギャザリア帝国の侵略に立ち向かうある小隊の話。
【登場人物】
801小隊(コンディショングリーン)
・キース
主人公、少佐、とある作戦で他の隊員が全員死に隊長を辞退しようとするがマリアの死で考えを変え801の隊長になる。
・ジョルジュ
通称神父、インディアンみたいな大男、キースとは昔馴染み。
・ヤン
念力やサイコ系の能力を持つユーロ人。
・ショウ
チビ、メカニック専門だが近接戦闘も強い、左手は義手。
・マクレガン
お調子者で女好き、部隊でへまをするのは大体こいつ。
エメラルドアース他
・フィル
別部隊の隊長、少佐、キースを信頼している。
・ミレイ
中尉、フィルの副官?、キースの彼女?
・ブラフォード
将軍、キースたちのことを信頼している。
・ギラン
大佐、有能なフィルやキースを嫌う。
ギャザリア帝国
・ポーラ
ユーロ人、モービーディックの設計者(?)でダイムと呼び心配する。
・ライザ
ユーロ人、ポーラの妹、姉と違い肉体労働専門。
・スカール
ユーロ人?、エメラルドアース制圧部隊司令官。
・ジャドウ
スカールの副官?、ユーロ人が嫌いなためスカールやポーラも嫌う。
・モービーディック
巨大機動兵器、ダイムは生体ユニット(?)
その他
・アンジー
孤児、バーニーの姉、マリアの世話になっていた。
・バーニー
アンジーの弟、同じくマリアの世話になっていた。
・マリア
キースの妹、シスターでけが人や孤児の面倒を見るが、敵に殺される。
【作品解説&感想】
近未来戦争ものだけど、戦車とか銃だけでなくユーロ人っていう超能力を使う人種も出てくるから多少ファンタジーが入っている。
途中までは悪くない、この作品の一番の問題はオチ。
最後、敵の機動兵器モービーディックをやっつけて終わるけど、やっつけたのは主人公のキースではなく部下のショウで、しかもモービーディックの設計者であるポーラがモービーディックと揉めた後に倒すっていう漁夫の利みたいなオチ。
最終話のくせに主人公のキースよりポーラとライザの方が登場時間長いし、敵司令官のスカールは終盤全く出てこないでやられるし、ポーラが呼ぶダイムとモービーディックの関係は明かされじまいだし、はっきり言って雑過ぎる。
雑ついでに言わせてもらえば、序盤でキースの妹が死ぬシーンも子供たちを庇って死ぬのなら分かるんだけど、子供たちが敵兵に捕まってキースが包囲してる所に安易に突っ込んで死んでるし、このシーンだけ見たらただの自殺にしか思えない、もっと流れ弾から庇うとかカッコ良い退場の仕方なかったのかね・・・・・アホな死に方にしか見えないから同情ができなかった。
音楽は悪くなかった、簡単に言えば当時のゲーム音楽に近いけど、好きな人は好きだと思う。
作画に関しては、1話は一枚絵の誤魔化しが酷かったけど、2話以降は意外としっかり描かれていたから良し。
【各話あらすじ】
・1話
キース少佐はギャザリアとの戦いで部下を失う、自分も重傷を負うが助かりミレイの伝令で将軍と会い次の任務としてまた部隊長に任ぜられるが、部下を失った後悔から断る。
キースの妹マリアは教会でシスターをして人々を助けていた、だがそこでユーロ人の男ヤンと出会う、ユーロ人はギャザリアにもいるため迫害され、ヤンも教会から追い出されてしまう。
教会に肉を届けようとした少女アンジーは野党に絡まれそれを助けようとした弟バーニーも怪我を負う、だがそこにショウとマクレガンが現れ野党を倒す、更に教会から追い出されたヤンが現れバーニーの怪我を直す。
一方軍務を断ったキースを昔馴染みのジョルジュと会う、だが直後ギャザリアが近くの町に攻撃を仕掛ける。
・2話
フィルの部隊が町に来たギャザリアと戦う。キースたちやショウたちも戦う。するとバーニーが調子に乗って敵兵をやっつけようとするが姉のアンジーと共に捕まる。
フィルによってあらかたの敵兵が駆逐された後、一部の兵はキースたちの方へ逃げバーニーたちを人質に取っていた。フィルはキースを臆病者と罵る大佐を黙らせキースを信じる。
だがマリアが無理にバーニーたちに近づき敵兵に撃たれてしまう、その隙に突入しバーニーたちを救出するがマリアは死亡、キースは悲しむ。
キースは部隊長を受けることに決める、その部隊は801小隊コンディショングリーンと呼ばれていた。
・3話
ギャザリア側はミサイル誘導基地アルナを完成させエメラルドアースの町を破壊する。
将軍はキースたちが基地内部に侵入しジャミング装置を破壊しその後フィルの部隊が基地を破壊する作戦を立てる。キースは小隊を率いて基地内部へ侵入する、だが大佐が作戦を酒場で漏らしてしまいフィルの部隊は攻撃を受ける。キースたちは装置の破壊を急ぐが、そこにユーロ人のライザが現れ妨害してくる。キースはライザを引き付けショウとマクレガンが装置を破壊、キースはライザと引き分け撤退する。
最後はフィルが基地を外部から破壊し一件落着。
・4話
フィルとミレイはユーロ人のヤコノフ博士を迎いに行くが途中でライザの襲撃を受け博士は死亡、ミレイも攫われ博士が持ってた装置も奪われる。
キースはミレイと装置奪還の任を受け小隊を率いて出撃する。一方囚われたミレイはライザが人質としてキースを誘き出そうとする、だがミレイに拷問を行っていると装置が起動し星にいる全てのユーロ人が苦しみだす。その装置はモビーディックの電波を狂わせる装置だったがユーロ人も一緒に殺してしまう悪魔の装置だった。それを知ったキースたちは装置の破壊に変更し、バーニーからの情報を頼りにライザとミレイがいる古城へ行く。
古城でライザと戦う小隊だったが装置の自爆で古城が崩れキースはミレイを助けた後ライザも救おうとするが失敗、だがライザは崖下で生き延びる。
・5話
モービーディックが侵攻を開始するが様子がおかしく宇宙にいるモービーディックの設計者ポーラにも理由は分からなかった。
キースたちはモービーディックを止めようとするが失敗し一時撤退をする。一方ライザはモービーディックのやり方を嫌い一人エメラルドアース軍本部へ潜入する。
モービーディックは暴走を続けついには地上のエネルギーを吸い取り、宇宙にあるギャザリア母船からも吸いだそうとする、スカールはすぐにエネルギー供給を止めるが、原因を究明していたポーラがジャドウに襲われ地上にいるライザもそれを感じ取る。
・6話
ライザは即座に船に戻るが船では船員が死んでいた。姉の元へ急ぐとジャドウによって生体装置に入れられていた。ライザはユーロ人の力を顕現させ姉を救出、姉が求めるダイム(モービーディック)の元へワープする。
キースたちはモービーディックへの最後の攻撃を実行していた。豆戦車の戦い方を見て、機動力でモービーディックに接近、ショウとジョルジュがモービーディックに乗り移る。モービーディックの反撃を受けるがジョルジュが命をとしてショウを内部へ送り出す。
ワープしたライザは力を使い果たしポーラに命を与え消えていく。生き返ったポーラは裸でダイムのもとへ行く。すでにダイムの意識は薄れており最後の力でポーラはモービーディックを黙らせその力が宇宙に飛び。同時期に破壊工作をしていたショウが命掛けでモービーディックの装置を破壊、モービーディックは止まりただの鉄くずになっていった。