テトラポット さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
女子高生とういう名の「荒ぶる季節」、乙女どもは「止まらない電車」
このアニメを見ているときは、女子高生という、荒ぶる季節にまだ馴染めない彼女たちはどんな風に成長していくのか。
そんなことを思いながら見ていました。
彼女たちに総じていえることは人生で避けて通れない、でも目を背けてしまいがちな性の感じ方について。
性の感じる一番厄介なポイントは体の成長に対して、自分を含めた周り視点があること。
大事なのは文学のエロスと僕たちの、もっと身近な性、えすいばつなんかは全然違って、それこそ彼女たちにリアルを味合わせている。
まだ馴染めない彼女たちにとっては抵抗があるものだけど、それは素直になれなくて、だからこそそんな隔たりが少しでも解けた時こそこのアニメの大きな山場になっているんだと思う。
そこからくるのは、一登場人物の一人語りじゃなくて人間ドラマ。
もやもやの源は周りからの視線。
最終回で言った「私たちは青い群れ」
彼女たちのその「青」は「荒ぶる季節」とは対照的で、でもなぜだか納得のいく。
なかなか尖ったアニメですけどオススメです!!!