ローズ さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
闇鍋
オタク文化が衰退した秋葉原。
その秋葉原でメイド喫茶のバイトをしている浅木泉水。
オタク文化の思い出を消失させるウイルスと戦うメイドたちであった。
アニメ・ラノベ・ゲーム・漫画などなど……
所謂、オタク向けのサブカルチャーを集めたら、どうなるのか?
というような内容です。
ただし、色々とレベルが低い。
作画について。
キャラの描き方が弱いですね。
各話に登場する人物だけをピックアップしても、手間がかかる事は事前に予測できます。
相手のウイルスはワンパターンで処理を楽にしていますが、
おそらく、人手が足りなかったのでしょう。
人物の描き方は甘々。
アニメの出来としては不十分でしょうね。
肝心の内容ですが、こちらもキビシイ。
現実世界に実在する作品に似せたパロディ作品が登場。
元ネタを尊敬しているので作中に登場させて活躍させたい!というような趣旨なのでしょうが、
ただの子供の妄想にしか見えません。
元ネタを使って本作品の人気を高めたかったのでしょうが、本末転倒です。
元ネタ人気だけに内容を頼った作品。
今では無かった事にされていますが、『ご注文はうさぎですか』も使われたそうです。
本作品のレベルでは苦情が来ることは当然。
オタクの趣味嗜好を盛ったつもりなのでしょうが、本物のファンからは見捨てられるでしょうね。
作中に登場する元ネタを調べて見たほうが良いです。
肉・魚・野菜・キノコ・果物・お菓子などを栄養ドリンクで煮込んだ闇鍋のような作品でした。