pikotan さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
一味違うバトル系
初回放送時はキャラデザや作画から子供向け作品と思い視聴を見送りましたが、今年春からBS朝日で放送が始まったのを機に試しに視聴したところ面白くてハマってしまいました。
毎週楽しみに観ていたのですが、BS朝日では49話から63話までがカットされたので、dアニメストアに切り替え49話以降は一気に視聴しました。
カットされた理由は分かりませんが、調べたら49話から63話というのはアニメオリジナルストーリーで評判が悪かったようですね。
確かに皆さんコメントされているようにアニオリ部分は面白さがイマイチでした。
無理に引き延ばさないで原作どおり進めた方が良かったのではないかと思います。
今回のBS朝日のようにアニオリ部分をカットした方が物語の流れが自然でした。
さて、私が本作を面白いと感じた点は戦術を駆使して戦うところです。
他のバトル系作品は多くがキャラクターの能力頼みで、特に主人公はチートとも思える強大な能力を持っていたり、切れたら強くなったりピンチになると隠れていた能力が都合よく発動するとか等が一般的ですが、本作の主人公である三雲修は真逆です。
ある出来事によりB級隊員になったものの実力は明らかにC級レベル。
本人も弱いことを自覚しているのでランク戦ではチームの勝利のために様々な作戦を立てて戦います。
勿論他のチームも作戦を立ててきますからどのチームも思い通りに事が進みませんし、相手の腹の内を探りながら戦っていく様は観ていて飽きないですね。
三雲修は知力で勝負するタイプなので、戦闘員よりも作戦指揮等に徹した方が実力を発揮できるように思いますが、とにかく頑張っている主人公は応援したくなりますね。
それから本作はキャラクター数がとても多いですが、各キャラクターの設定がしっかりしていると思います。
キャラ被りがほぼないように思えますし、シンプルな絵柄なのにきちんと描き分け出来ているのは素晴らしい。
あと男性視聴者としては、女性キャラが魅力的なのもポイント高いです。
三雲君達に優しくアドバイスをする宇佐美さん、いつも烏丸さんの嘘に騙されて怒っている小南さん、口では厳しいことを言いながらも実は面倒見の良い木虎さん、各人違った魅力がありますね。
後期オープニングで女性オペレーターがエスカレーターに集まっているシーンも好きです。
総じて満足度の高い作品でしたが、唯一残念だったのは作画がイマイチだったことです。
フェイトや鬼滅みたいな作画だったらもっと楽しめたのに。
何はともあれ年明け1月から始まる2期が楽しみです。