でこぽん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
歌は銀河共通の言語
テレビで超時空要塞マクロスが開始されてから25年目につくられたシリーズが、このマクロス・フロンティアです。
マクロスといったら、やはり歌。どんな強力な兵器よりも最後は歌が勝つ。それはマクロスシリーズの定番です。
馬鹿馬鹿しいと思う方もいると思いますが、武器で相手を殺して勝つよりも歌で相手の心に平和の気持ちを呼び起こさせるほうが私は好きです。
歌には銃や剣のように人を殺傷する力はありませんが、
人を感動させる力、喜びや希望を与える力、傷ついた心を癒す力、元気や勇気を湧きおこす力があります。
それは魔法のような不思議な力です。
皆さんも、今までの人生の中で歌で救われたことが一度くらいはあるのではないでしょうか?
このマクロス・フロンティアでは、二人の歌姫が登場します。
一人は銀河の歌姫シェリル・ノーム。もう一人はミスマクロスのランカ・リーです。
この二人の歌姫が恋する相手がパイロットの早乙女アルト。今回の物語でもマクロスシリーズ定番の三角関係は健在でした。
そして今回は、謎の生物バジュラによりマクロス・フロンティアが襲われます。
やがて、バジュラとの戦いの過程でシェリル・ノームやランカ・リーの過去が明らかになります。
{netabare}実は、バジュラとの戦いは、この二人の幼少のときの惨劇から始まっていました。{/netabare}
そして物語は意外な展開へと変わります。
第十八話からのオープニングソングは、この二人が歌う「ライオン」です。とても心に響く歌でした。
また、挿入歌やエンディングでランカが歌う「アイモ」は、とても神秘的な歌です。
そして、この物語には過去のマクロスシリーズでの名曲がたくさん歌われます。
それらの曲を聴くと、私は思わず懐かしさがこみ上げてきました。
まだ見られていない方は、「ライオン」または「アイモ」だけでも聴いていただければ、きっと心に響くと思います。