イムラ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「熊野古道」と「女の子と男の子」
<2020/11/14 初投稿>
原作はラノベ。
途中まで読みました。
アニメは2013年の本放送時に視聴。
1クールなので"原作のキリのいいところまで"といういつものアレです。
ジャンルはなんなんだろう。
ファンタジーなんですが世界系でもあります。
「全人類に危機が迫っているんだ。だから僕が出てきたんだ」とか
「裕太!世界の危機だ!」とか
「もし、わしの味方になれば世界の半分を勇者にやろう」とか
そんな感じ・・・とはちょっと違うか 笑。
まあでもなんか世界規模っぽい。
タイトルが「レッドデータ」ガール、つまり「絶滅危惧種少女」ですし。
世界遺産の熊野古道から話は始まるし。
というわけで物語の紹介はちょっと難しい。
ちょっと掴みどころがないです。
主人公・鈴原泉水子(いずみこ)さんは熊野古道の神社に住むいつもおどおどした引っ込み思案の女の子。
声は早見沙織さんなので癒し系。
パソコンやサーバ類の天敵で保守会社にしばしばご迷惑をおかけしている。
腰まである三つ編みが特徴的。
相手役(?)の相楽深行(みゆき)くんはやたらツンツンした男の子。
女の子のような名前なので本人はそれを嫌がっている様子。
おこりん坊なイケメン枠。
物語はこの二人を中心に進んでいきます。
ラノベと言いましたが、原作挿絵のキャラクターデザインは寧ろ1970〜80年代に流行ったジュブナイル・ノベルのそれ。
渋く落ち着きある味わい深さ。
(なお、アニメのキャラクター原案は、「花咲くいろは」「神様のメモ帳」の岸田メルさんなので可愛らしくなっています)
中身もラノベらしくないかも。
少し落ち着いてますね。
神道や山伏も出てくる、ちょっと渋めのセカイ系ファンタジー。
一応キュンキュン要素もあったと思いますが、あまり記憶に残ってないのでさほどウェイトは高くないのだと思います。
どちらかというと女性向けかもしれませんが、自分は結構好きな作品でした。
でもアニメより原作の方が迫力あったかな。
書いてたら原作の続き読みたくなってきました。