ローズ さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
無能才女の努力
暗殺者のクーファ=ヴァンピール。
メリダ=アンジェルの家庭教師となる。
クーファは、マナを使えないメリダの事を守りながら指導していくのであった。
まずは、マナについて。
貴族階級だけが持っている力だそうです。
分かりやすく表現してみると、ドラゴンボールにおけるスーパーサイヤ人化。
力が体を覆い、パワーアップしている事が視覚的にも分かるようになっています。
設定や環境については説明不足ですね。
マナは勿論、クーファの所属していた暗殺部隊なども、
視聴者には分かって当然という前提で成り立っています。
クーファやロゼッティなど、家庭教師の過去については作中で触れていますが、
さらりと触れただけ。
十分とは言えませんね。
原作のラノベを読んで、という事なのでしょうが、アニメ版だけでは分かりづらいです。
バトルシーンなどを見せたいのでしょうが、家庭教師や大人達と学生では実力差があり過ぎ。
必然、クーファが俺TUEEEという状態になっています。
CV小野友樹さんのイケボが聞きたいのであれば十分な内容なのですが……
原作を読んでいないので分からない点が多いのですが、
ある程度は想像で補完しないといけないでしょうね。
アニメ版だけでは急ぎ過ぎ。
中々、納得できる内容では無いでしょう。
アニメは原作の販促と考えたらいいのでは?
混乱しやすい世界観です。
カッコいい戦闘シーンなどに注目したらいいと思いますね。
OP・EDの両曲も本作品に合わせたかのような独特な雰囲気を纏っています。
積極的にでは無いですが、
原作ラノベらしいバトル物を探しているのであれば、オススメできますね。