やまげん さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
前半と後半の落差が激しいけど良かった
原作未読。
{netabare}柊ナナが学園の能力者たちを策略を用いて葬っていく部分は面白い。
しかし、そもそも、まだ誰にも危害を加えていない能力者たちを、危害を加える可能性があるからという理由で殺していく柊ナナは、酌量の余地なく殺人鬼である。そんな殺人鬼の殺人ショーを見せられても、いまいち楽しめない。
このまま最後まで殺人ショーが続いて終わるなら、厳しいレビューしか書けないなあと思いながら視聴を続けていたら、中盤から展開が大きく変わった。
最後には、柊ナナが命をかけてミチルを救う展開で、不覚にもぐっときた。物語の序盤と終盤でこんなに落差があるアニメは久しぶりなのでは。
原作が続いているようなので、続編が見たい。
以下、本編とあまり関係ないけど、気になったこと。
①孤島にある学園は結局、政府が作ったもので能力者を抹殺するためのものということだが、どうしてわざわざ学園生活をさせるのか。
この島、観光地でもなさそうだし、能力者関連施設以外の住民もいなさそうだから定期便はないのでは。とすると、学園に入学するときは専用航路の飛行機か船で行くしかないと思うのだが、それならその船なり飛行機なりの中で殺せばよいのではなかろうか。わざわざ学園を運営するなんて税金の無駄以外の何物でもない。
②生徒たちは入学前に、学園卒業後の卒業生の進路とか気にならないものだろうか。
{/netabare}