pascalia さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
キービジュアルからは想像できないほど深い作品
いちばん2期をすべき作品。(「してほしい」ってよりも「すべき」作品)
みーくんと圭,ゆきとめぐねえのシーンは涙なしでは見られない。
本当に泣きまくった。
かなりメッセージ性のある作品で,{netabare}キービジュアルからは想像できないほど深い作品。圭の「生きている。それだけでいいの?」と最後のみーくんの「圭へ 生きていていいことあったよ」の対照性は,"生きること"への本質的な問いで深いなと思った。
ゾンビパンデミックをモチーフにした作品でありながら,バトル要素を排除し,登場人物たちの"理不尽さ"に対するやり場のない思いや葛藤の心情に焦点が当たっているのが新鮮でこの作品のポイント。
どうしても,この作品への感想や評価は1話の叙述トリック演出に対するものが多いが,2話以降の斬新な焦点の当て方と丁寧な心情描写こそ,この作品の真骨頂。
11話の,ゆきが扉を開けてめぐねえがいないことを認識するシーンのゆきの表情の表現なんて本当に素晴らしい。
「大切な人を失ってやり場のない悲しみと絶望を経験する,でもそれでも生きる」{/netabare}
それが上手く表現されている作品。
めぐねえ大好き。