Fanatic さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
本編から一年後の後日譚
本編のラストから一年が経過した後の、ドーワー王国が舞台。
メインプロットは、ACCA新体制の一周年記念式典を巡るお話。
一年前、王国から分離独立したフラワウの動向に神経を尖らせる観察課の新人パロット。
一方ジーンは、今回も情報に踊らされることなく冷静に事実を分析していきます。
(モノローグがあるわけでもないので、本当のところは分かりませんが笑)
本編同様……いや、それ以上に派手さはないです。
サブプロットには、ロッタの進路に関する話題も浮上。
以下、ラストの付近の、ジーンとニーノの会話の一部です。
ジーン「若いやつの考えは分からないけど、かと言って無理に分かろうとせず、そのまま向き合えばいいのかな、って」
ニーノ「ああ……見守るってことだな」
このセリフに集約されていますが、パロットやロッタのような若者に対する、ジーンのスタンスのようなものが本作のテーマだったようです。
さらにその後、モーヴに呼び止められたジーンは、
「君もそろそろ腹を括る時じゃないか?(中略)先に進みたまえ」
と問いかけられますが、何を意味しているのかは語られません。
タイトルには〝Regards(結びの言葉)〟とあるので、物語を締め括る後日譚的な内容かと思いましたが、今後に繋げるためのブリッジのような内容でした。
二期が作られそうな気配もありませんが、どうなのかな?
特に何の事件も起こらない日常パート的な内容なので、本作単体としての評価は見合わせておきますが、本編を楽しめた人ならこちらも楽しめるのではいでしょうか。