ゲジマユ さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
みる芸術とよくわかる愛してる
石田畳がきれい並べられた街並みに洋風ば建物、夕日見える少しさみしげな雰囲気の離島、といった言葉だけでも想像できるそんな頭の中の美しい風景をわかりやすくアニメーションで表現してくれています。また、風景以外の装飾品や小物も素敵です。主人公の義手は、某錬金術師のオートメイルのように直線的で機械ぽいだけではなく、女性の腕の華奢さや曲線が人間のらしさを見せてます。スカートは、わけわからないくらいふわっふわっしてますし、髪は一本一本に生命が宿ってるのかていうほど風になびきます。
このような全体風景と装飾品などの美しさと限界までの美男美女(ここは外せない)が「愛してる」教えてくれます。
作品テーマの「愛してる」というはずかしいセリフは、好意を伝える時には「好き」でよいのでわざわざ使う必要のない無駄な言葉かなと思っていました。しかし、この作品みた後では、語彙の多い日本語中で好意を伝える言葉としてわざわざ「愛してる」が存在しており、また他の言葉では代用できないと作品を通して分かりました。
ここまで語ってきましたが、いえることは、
・私の頭の中の美しいがこの作品見てわかった
・アニメーションで表現されることによってわかる代替不可の言葉「愛してる」
愛してるってなに?
好き?I love you? 月がきれいですね?
言葉では表現できないけど、ヴァイオレットエヴァガーデンをみた後なら少しわかる。そう思わせてくれる素敵な作品でした。