二足歩行したくない さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
怒涛のバトル描写が激しかった
アニメ"鬼滅の刃"の続編映画。
コロナ禍で"異例の大ヒット"となったため、よく分からないけど見に行っちゃうという方もいるようですが、本作はよくある長編アニメーションでは無く、テレビ放映分の続きでコア層向けの作品です。
映画が始まると御館様が鬼殺隊を憂うシーンから始まり、続けて炭治郎たちが機関車に乗り込んで炎柱・煉獄 杏寿郎に出会いますが、そもそも鬼殺隊とは何かとか、今何と戦って、どういう状況で機関車に乗ったかなどの説明は無いです。
事前にアニメを見ておかないと、意味がわからないと思います。
ちなみに御館様のシーンは映像が綺麗すぎて、最初、実写映画のCMか何かかと思いました。
私はアニメ視聴済みで、コミックスも最新22巻まで読んでます。(12月の最終巻が楽しみ)
映画の内容は事前にコミックスで何度も読んでいる上で、映画を視聴しました。
内容を知っているため、それほど期待せずに観に行ったというのが正直なところですが、それであっても素晴らしいできでした。
元々バトルメインの回ではあるのですが、滑らかなバトル描写が怒涛のように押し寄せて、かなり激しかったです。
迫力満点で、大スクリーンで堪能できたのは凄く良かったと思いました。
なお、本作は自害のシーンや人体が刻まれるシーンがあり、レーティングがPG12です。
ただ、私的には鬼殺隊の首をグリっとやるシーンがある那田蜘蛛山編の方が子供はショックを受けると思いました。
放映版を観れるならば問題ないレベルかなと思います。
ストーリーはコミックス準拠です。
原作よりも敵の攻撃が激しくなっているなど、演出的な差異はありました。
原作では機関車は見た目上変化ないですが、映画は機関車全体がグニョグニョしてたり、敵も原作よりしぶとく感じました。
原作ではこの辺り結構展開がスピーディーだったため、映画は炭治郎伊之助ペアのバトルシーンが十分楽しめました。
また、原作では敵の考えていることが書かれているだけの部分を、映画では全部口に出して説明してくれます。
マンガでの表現を知っているので仕方ないと思いましたが、映画だけの方は「鬼の人、超説明してくれてめっちゃ親切!」ってなったんだろうなーと思ったりしました。
ちなみに当然ながら本作で"鬼滅の刃"は完結していないのですが、続編はどうなるのでしょうか。
宇髄さんの活躍も是非見たいです!