どどる さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
2020ベスト小学生
とにかく、メインキャラクターが良い。
子持ちの城太郎と、小学生の玲ちゃんにレオ。
城太郎とレオは良い対比でした。
強い、というよりは無神経なところのある城太郎と、肉体能力に対して精神が繊細なレオナルド。
玲ちゃんはストーリー的には2人をつなぎ合わせる役割なわけですが、とにかく魅力満点。
好かれやすい「わがままを言わないけなげな良い子」をベースにして、現実の子どもらしさもわずかに加える絶妙な配分。
全編通してつまらないと思う暇がなかったのは玲ちゃんの功績です。
この3人のドラマに徹底して脇にそれなかったのがこのアニメの完成度の高さです。
4話時点の感想。
{netabare}
1話の勢いが維持されればサイコーでしたが、それはそれとして1話でグッと掴まれたので2話以降も入っていきやすい。
とにかく主人公が(スポーツ選手にしては)おじさんというのは見やすいです。
高校生男子が主人公の話が好きになりにくい勢にはありがたい、心のオアシス。
スポーツを見てても「これから期待の選手」より、「だんだん力が落ちてきていつまで続けられるか」という選手にばかり目が行くタイプなので、テーマ的にも興味のあるところです。
完成度が高いかというと外してる箇所もある気がしますが、絵と色がパリっとしていて気持ちよく、内容も明るめ。引退間際というテーマだから意図的に沈まない作風にしているかもしれません。
単純に見ていて楽しいアニメです。
玲ちゃんが健気なだけじゃないのもグッド!人間性あります。
{/netabare}
8話時点の感想。
{netabare}
道が固められるたびに面白くなっていく。
序盤に焦点が当てられていた玲ちゃんの話もおろそかにならない。
序盤は勢い重視で失速するアニメでも仕方ないなと思って見ていましたが、いまはかなり大きく期待しています。
楽しい。
{/netabare}
10話終了時点の感想。
{netabare}
本当に良くなってきています。
体操の話に入るのが遅かったのは、やはり体操だけの話ではないから。
違う作品ですが、ピンポンに「卓球の話じゃないよ、人生の話をしている」という端的なセリフがあります。
このアニメにも同じことが言えそうです。
{/netabare}