take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
着ぐるみタイプじゃないとあかんかったんかw
アニメ故の荒唐無稽系のお話はよくある話、それを言い始めたら、アニメも漫画もSFも普通のドラマさえ成立しなくなってしまう。
某ハルヒのような宇宙人上等、某マギカのようななんでもかなえてくれるQベェ上等の作品なんて作れなくなってしまう。
問題は話として面白く成立させられるかどうか、にかかってくるのだと思うのですが、この作品は私的には面白かった。
タイトルの着ぐるみじゃないとあかんかったんか、は批判でもディスリでもなく「どっからこの発想が来たんだ」という驚きと興味故のものです。
本当に、どういった発想なんですかねぇ。
企画の段階で
「いや、実は宇宙人がですねぇ・・・」
「それで着ぐるみみたいになって・・・」
「中に女の子が入ってですねぇ・・・」
って話があったら、私なら
「なんで?」
「それなに?」
「本当に面白くなるの」
って返して、終了・・・、みたいな。
最初は、若干の違和感を持って観ていましたが、作画も良く、適度な目の保養もあり、面白く観させていただきました。
後段になって、割とローカルな狭い範囲での
サスペンスというかミステリチックな要素が出てきまして、さらに気になる展開でした。
宇宙人絡みで、世界がどうとかいう話の中で、
友達とか、仲間とか、そういうローカルなところに回帰していくというのは、人の行動原理の単純かつどうしようもない性(サガ)というものでしょうか。
とは言え、この辺りも今作終了時点では、いまいちよくわかりません。
着ぐるみの元になったぬいぐるみ(?)も登場したので、今後掘り下げがある予定なのでしょうが・・・続きってあるのでしょうか。
私としては、続きのお話を知りたい作品となりました。
機会がありましたら、ご覧くださいませ。