「火垂るの墓(アニメ映画)」

総合得点
80.2
感想・評価
846
棚に入れた
5544
ランキング
469
★★★★☆ 3.8 (846)
物語
4.0
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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宇宙開発長門有希 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

現代人への警鐘

どんな嫌味を言われようとも、雑炊だけの嫌がらせ受けても
清太が皿洗いなどの家事を毎日してたら二人は死なずに済みました。
こんな悲惨な結末になったのは清太の我儘にありました。

ただこのことを理解できた人は殆どいなかったのではないでしょうか?内容と全ての描写が素晴らしく登場人物の表情がとても豊か、声の演出や音楽も見事、ただただ圧倒され感情が激しく動かされます。

これほど感動したアニメはありません。

なにせ人間考察において世界一の天才集団ジブリですから、この映画が視聴者を圧倒することを計算しています。戦争の悲惨さを描いたのも事実です。人間の醜さも描いたのも事実です。

ただ最も言いたいことは、それらではなかった。一番言いたいことを時には露骨に時には謎解きのようにちょくちょく出していますが(潜在的には気づいていたのですがただただ圧倒され指摘されるまで放置)、人間社会に関わることを拒絶するとこんな悲惨なことになるんやでといった露骨な啓蒙アニメならないとこがジブリの凄みと言えるでしょう。

啓蒙アニメもしくは単なる反戦アニメになっていたら、これほど感動はなく、忘れ去られたアニメとなっていました。

まぁ世界一の天才集団ジブリはそういったことも全て計算してるのですよ。
私達がこのアニメを忘れないために、

投稿 : 2020/11/02
閲覧 : 330
サンキュー:

6

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