「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編(アニメ映画)」

総合得点
85.0
感想・評価
582
棚に入れた
2502
ランキング
258
★★★★★ 4.1 (582)
物語
3.9
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.0

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ネタバレ

まつはや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ufotableの映像美に関しては一見の価値あり

原作未読、TVシリーズ全話視聴済の状態で閲覧。結論から言うとTVシリーズを視聴して抱いた「ビジュアルは卓越しているもののシナリオに関しては特筆すべきものはない」という所感が変化することはありませんでした。

むしろ回想の多用、台詞回しやギャグシーンなど細かい描写に至るまで、まず根本的にこの作品の作風が自分の肌には合っていないのだと改めて突きつけられたように思います。
他作品の話題を出してしまいますが、某漫画の「夢バトルしようぜ!」のくだりなんかを好ましく感じる自分にとって、本作はまさに根底に流れる価値観からして相容れないというわけです。

主人公らが問題を解決するターンにおけるご都合主義を筆頭としてシナリオの粗も目立ちます。粗があっても魅力的なシナリオは存在しますが、本作のそれは良くも悪くも王道であり毒にも薬にもならない平々凡々なものです。

あくまでシナリオ「だけ」見れば。

TVシリーズのレビューにも書きましたが、本作の大きな強みは何と言ってもやはり「ビジュアル」です。
顔作画の崩れなさや緩急のついたアクションはもちろん、CGの使い方も非常に上手く、デフォルメ具合の強い絵柄や世界観に違和感なく溶け込んでおりました。

いくら一部キャラクターの声がうるさかろうが、回想と演出によってとことん装飾された{netabare}死 {/netabare}が鼻につこうが、映画館という非日常空間で約二時間ufotable渾身の映像と爆音を全身に浴びれば、エンドロールの頃には2000円弱の元は取れたかな〜なんて心持ちになってしまうというものです。

投稿 : 2020/10/31
閲覧 : 290
サンキュー:

9

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