「夜は短し歩けよ乙女(アニメ映画)」

総合得点
74.3
感想・評価
334
棚に入れた
1745
ランキング
919
★★★★☆ 3.8 (334)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人の縁とは奇遇か、はたまた必然か

森見登美彦×湯浅政明のタッグ再び。
2017年に放映されたアニメーション映画で、『四畳半神話大系』の制作メンバーが再結集して作られました。
ちなみに四畳半の劇中で何気に今作が出てきてたりするので興味のある方はご確認ください。

やはり前作同様森見登美彦の描く独特の世界観を、これまた湯浅監督の独特の感性で描いております。しかし前作以上にエンタメ性も全面に押し出され、エンターテインメントな映像作品として一級品な仕上がりに。

本作が描くは人の縁。
皆さんは「六次の隔たり」という言葉をご存知でしょうか?全ての人や物事は6ステップ以内で繋がっていて、仲介人に5人も挟めば世界中の誰とでも間接的な知り合いになりえるという仮説です。実際にはそこまで広い範囲までは難しいでしょうが、日本国内においてはいくつかのバラエティ番組でも実施されており、4~7人程度でたどり着く例を私も複数目にしました。
一見世の中の大半の人々は自分には無関係なように思えるのですが、しかしながら世界というのは広いようで案外狭いもので、自分からわずか数人を辿っただけで巡り合えるような関係だったりするようですね。

そこで浮かび上がるのは、人との出会いをどう捉えるかということです。これだけ広い世界で巡り合えたことは偶然?はたまた6人辿れば誰とでも繋がれる世界であるのだから必然?人によって色々な考えが夢想出来てしまいますね。
今作はそんな人と人との繋がる様子を面白おかしく描いてくれていた作品だったように思います。

個人的には花澤香菜さん演じる黒髪の乙女のキャラクターがすごく好きです。真っ直ぐで天然で、見ていて非常に愉快でした。

しかしやはり京都はこうして傍から見ると惹かれるものが多分にありますねー。住んでる時は全然気付かなかったのに。また機会があれば足を運びたいものですね。

投稿 : 2020/10/30
閲覧 : 313
サンキュー:

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