かんろ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
子供と見るなら5つ星、次なる2期の前に是非見て欲しい一品
世間の噂が気になって、見て来ました!
号泣するという話を聞いて、大き目のタオルハンカチ、
マスクの替えも持って、一人で行って来ました。
冷静に何が素晴らしいのか見定めようと構えていったせいか、
泣けなかった。
子供と行ったなら星5つに近い出来だと思いました。
子供にも良い話だし、よく動くし、王道の展開、
力の入る楽しい力作です。
しかし、大人の冷めた目で見ると、
台詞の数々は、勇気付けられるし心に染みるし、
大人が鬼滅にハマる最大の要因の一つだと思うのですが、
展開は王道、はいはいなるほど、で終わってしまいました。
やっぱり{netabare}あのとってつけたような夢のシーンの
表現方法が、大人から見たら安っぽく見えた{/netabare}
せいでしょうか。
アニメの出来としてはいまいちな所もありましたが、
確かに面白かったし良い話だし、
試聴後も胸にまだ熱い物があります。
もしかしたら気付かぬうちに、
心に炎が灯されたのかもしれません。
そして翌日になって思い返しているうちに、
遅ればせながら、シーン一つ一つの奥に隠された
キャラの深い思いに至り、泣けて来たのです。
技の作画が、普通の画面サイズでは
足りない気迫を感じたので、
あの技の数々を堪能するなら、
IMAXが良かったかもしれないと、
2回目、IMAXで見て来ました。
IMAXで見る鬼滅は、思った通り
画面の迫力がIMAXにぴったりだと思いました。
技の数々はもちろん、風景を引きながら見るシーンなど
見応えがあり、胡蝶忍の蟲の技とか
そのうち大画面で見てみたいです。
音が大き過ぎて台詞が聞き取りにくいなど
慣れないと見辛いかもしれませんが、
私的には、普通サイズより、IMAXの鬼滅がお奨めです。
華のある迫力のシーンがたくさんあります。
しかし、敵の鬼のCGシーンは、よくある事だが、
手書きのキャラクターと馴染んでいなくて残念だった。
最後のシーンは本当に綺麗で、{netabare} 母は偉大だと{/netabare} 胸が熱くなった。
どのシーンも、頑張れ頑張れ!て声に出して応援したくなった。
これは昔の東映まんが祭りとかジャンプらしい、
子供の心を沸き立たせる
素晴らしいエンターティメントだと思った。
ただ私の読みが浅いせいか、
{netabare} 今回の下弦の鬼が殺られるシーンは、
下弦の鬼にあまり共感出来ず、
TVの時のようには哀れに思えなかった。
あと、原作通りなのだろうけれど、
鬼に操られていた子達の失敗に、
鬼は罰を与えなくてよかったのだろうか。
いまいち温い感じが、{/netabare} TVのようには泣けない理由だった。
しかし、今回の影の主役は伊之助でしょう。
伊之助の魅力が存分に発揮されていて、
善逸ファンだった私が、伊之助に鞍替えしようかと
思ったくらいでした。
何はともあれ、力作でした。
そして何より
炭治郎のこれから更に立ち向かう志の動機付けが、
痛いほど伝わって来たのは、立志編として大成功だし、
TVシリーズの繋ぎとしては是非見ておくべき一品だと
思いました。
結局のところ、面白かったです。
千と千尋に及ぶかわかりませんが、
まだまだ頑張ってほしいです。
個人的にこの作品で思い起こした他の作品
{netabare}
・ビューティフルドリーマーとは違った。
・リゼロの死に戻りを連想した。
・最後の決戦シーンは、パトレイバー1を思い起こした。 {/netabare}