take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
馬は走るだけ、人が勝手に思いを重ねる
ちょっと反感を買いそうなタイトルでスミマセン。
伝わるかどうか判りませんが、悪意をもって書いたわけではないです。
私は、若かりし頃から競馬の裏話的なものが好きで、それが高じてゲームにも手を出し、書籍、漫画なども気に入ったものは集めていました。
古くは、
クラッシックロード
ウィニングポスト
ダービースタリオン
サラブレッドブリーダー、などなど
漫画は、そうですね「馬なり一ハロン劇場」が好きでしたね。
派生して、このなすび顔のイラストが描いてある名馬列伝とか、もろもろの書籍を買っていました。
ちなみに馬券は生まれてこの方、トウカイテイオーが復活した有馬記念で一回買ったことがあるだけです(22k買ってテイオー単勝の5kくらいしか戻ってこなかったけど、当時の仲間と感動した記憶があります)。
馬券派の人間ではありません。
さて、そんなドラマや裏話、エピソード、ウマの性格話などを知っている私がなぜ「馬はただ走るだけ」などと寂しいことを言うのか。
それは、ウマは何も考えていない、走るのが全てであり、仕事であるお馬さんにはシンプルに「何も背負わずに走ってほしい」と思っているからなのです。
あとは、人間が勝手に物語を作るのは自由ですし、思いを乗せるのも自由です。
自分の人生を重ねる人もたまにいますよね。
事実、そういう気がするのも確かです。
でもやっぱり、それは人間サイドのお話、お馬さんには関係ないのですw
さて、ところがこの作品の「お馬さん」は
人語を話す上に、かわいらしい女子の格好をしています。
そして、ライバル心や目標を語るのです。
何も考えていないどころか、はっきりと意志を示し、自分の意志で走る。
さらに、一昔前の競馬を知る私にとっては、懐かしく、親しみ深い名馬たちの名を冠しているのです。
面白くないわけがありません。
主人公はスペシャルウィーク。
これは、実際の成績と作品の流れを踏まえた上で選ばれた主人公なんでしょうか。
それとも、原作者さんがスペシャルウィークのファンだったのでしょうか。
興味深いです。
作品内でのドラマは割とテンプレ的な流れですが、それでも擬人化されたキャラクター達を観ていると楽しかったです。
さすがにタレントが豊富なので、ほんの少ししか登場してこないウマ娘もいましたが、それでも懐かし楽しかったです。
どうやら2期もあるようなので引き続き楽しみです。
あえて、ツッコミを入れるとすればw
お父さんの話はしづらいでしょうねぇ・・・、どのウマ娘についても。
フツーに面白かったです。
機会がありましたら、ご覧くださいませ。
☆2020年は記念すべき年となりました。
牡馬(コントレイル)、牝馬(デアリングタクト)共に三冠馬が誕生するとは・・・。
2020.11.1追記;今度はアーモンドアイが秋天勝ってルドルフ越えの8冠(あくまでも数字上は、と付け加えさせていただく、ある意味ルドルフを越えれるお馬はいないでしょう)。
コロ助で静かなレース場での高パフォーマンスなのか・・・いや、それなら他のお馬も条件は同じはずだし、やはり競馬の神様の見えざる手なのか。
ちなみに私のごひいきは現役時代を知っている訳ではないのですが「メジロラモーヌ」です。
長らく牝馬唯一の三冠馬だった時代がありまして、ロマンを感じていました。