Fanatic さんの感想・評価

4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態：観終わった

相変わらずの面白さ♪【祝・第三期製作決定！】

原作既読。

制作はA-1 Pictures。
監督と脚本は、「昭和元禄落語心中」でコンビを組んだ畠山守さん（監督）と中西やすひろさん（脚本）。キャラクターデザインの八尋裕子さんも、「グランクレスト戦記」で畠山監督とコンビを組んでいた方です。
一期と変わっていないので、そのままコピペ。

基本的な流れは一期と変わりませんが〝天才たちの～〟のキャッチはそろそろ外した方がいいかも(笑)

アニオリエピソードもほとんどなく、ほぼ原作準拠。
カットされているエピソードもありますが、体感で８割以上は映像化されているかな？
順番が入れ替わっている部分もあるので、今後使われることもあるかもしれません。

「恋愛は成就するまでが面白い」というコンセプト通り、かぐやと御行の仲は相変わらず。よって、ストーリーも大した進展はありませんが、新年度の会長選挙など、時間の流れを感じさせるイベントも若干増えているように思います。

一期と変わらず完成度は非常に高いですが、若干の不満点も。

まず、新登場の裏ヒロイン・伊井野ミコ。
真面目で秀才という点はかぐやとキャラが被る部分もありますが、かぐやよりも融通が利かず、上がり症という弱点も。
心に闇を感じさせる言動も多く、尖った部分もあるのですが、ピーキーなキャラが多い生徒会の中ではどうしても常識人枠になってしまってます。

かぐやや御行より一学年後輩ということもあり、遠慮もあるのか、シナリオへの貢献度がそれほど高くありません。
ほとんどすべてのサブキャラが上手く機能していた一期と比べると、二期の井伊野の立ち位置が少しボヤけている印象です。
とは言え、藤原書記の黒い部分を引き出したり、それなりに役割は果たしていますが(笑)

もう一つは、エピソードの内容について。
原作でも、次のクライマックスまでの谷間のような期間なので仕方ないですが、一期の花火イベントのような、心が震わされるようなエピソードがありません。

{netabare} 最もそれに近いのが、石上の過去も絡んでくる体育祭イベントですが、石上はあくまでもサブキャラですから、一期の花火イベントと違って感情移入度はどうしても低くなってしまいます。{/netabare}

とはいえ、谷間の期間であってもこれだけのクオリティなのが、逆に凄い。
基本的な面白さは相変わらずなので、一期が楽しめた人ならこちらも問題なく楽しめると思います。

二期を観終わって、結局これって、かぐやと御行が付かず離れず同じことを繰り返していくだけの話？

……と思った方、ご安心下さい。
（次の内容はこの三期の内容の予想もありますので、見たくない方は飛ばしてください）

{netabare}三期の製作も決定したそうですが、一期では五巻の途中、二期では九巻の途中まで進んでいるので、三期では十四巻あたりまで進むだろうと予想。
原作を読まれている方ならお分かりかと思いますが、十四巻と言えば、そう！
いよいよ、かぐやと御行が♡なことになる文化祭イベントです！
石上と井伊野のサブカプ候補も、一ミリくらいは進むかも！
恐らくこれが、三期のクライマックスを飾るイベントになるんじゃないかな？{/netabare}

ギャグパートが中心だった一期二期ですが、三期では恋愛面でも大きく前進すると思いますよ☆
今からとても楽しみです(◍＞◡＜◍)。✧♡